
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR弥彦線 (弥彦駅~東三条駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +22.9%( +8.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて -35.5%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 27.3年から -10.2 %減)。平均土地面積は 102.3 坪 (昨年 65.8 坪から +55.5 %増)。平均建物面積は 64.4 坪 (昨年 39.6 坪から +62.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。西燕駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは吉田駅で昨年に比べ +817.9 %、坪単価は 264 万円/坪となった。
上位 2 駅(吉田駅、西燕駅)は +454.6 %(坪単価 +131.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(燕三条駅、東三条駅)は -68.8 %(坪単価 -44.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 27.3 年 → 2019年 24.6 年、-10.2 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.7 % → 2019年 17.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.9 % → 2019年 29.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 20.3 分 → 2019年 29.6 分、+46.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.6 % → 2019年 47.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 19.4 % → 2019年 10.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 264万円/坪(80.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +817.9%( +235.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -49.1%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR弥彦線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
弥彦駅 | - | 5.2万/坪 (29.3年/60.5坪) | - |
矢作駅 | 17.3万/坪 (27.3年/124坪) | - | 15.6万/坪 (43.3年/575坪) |
吉田駅 | 264万/坪 (20.3年/284坪) | 28.8万/坪 (35.9年/53.9坪) | 53.8万/坪 (15.3年/116坪) |
西燕駅 | 58.3万/坪 (8.6年/72.6坪) | 30.5万/坪 (33.3年/53.9坪) | 18.5万/坪 (33.6年/251坪) |
燕駅 | 35.2万/坪 (23.1年/95.6坪) | 29.8万/坪 (25.4年/36.9坪) | 19.5万/坪 (32.5年/127坪) |
燕三条駅 | 10.3万/坪 (34.3年/118坪) | 89.1万/坪 (22.3年/148坪) | 12.4万/坪 (25.3年/303坪) |
北三条駅 | 36.9万/坪 (29.9年/122坪) | 42.6万/坪 (28.3年/44.9坪) | 31.9万/坪 (31.8年/55.5坪) |
東三条駅 | 10.0万/坪 (45.3年/32.3坪) | 19.7万/坪 (25.0年/67.0坪) | 24.3万/坪 (26.8年/114坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吉田駅 264.5 万/坪(昨年同期比 +817.9 %)
吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 264万円/坪(80.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +817.9%( +235.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 35.9年から -43.6 %減)。平均土地面積は 284.4 坪 (昨年 53.9 坪から +427.1 %増)。平均建物面積は 6.1 坪 (昨年 59.7 坪から -89.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 35.9 年 → 2019年 20.3 年、-43.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 26.0 分、+188.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 100.0 %)
西燕駅 58.3 万/坪(昨年同期比 +91.3 %)
西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.3万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +91.3%( +27.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.6年(昨年 33.3年から -74.2 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 53.9 坪から +34.6 %増)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 23.7 坪から +42.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 33.3 年 → 2019年 8.6 年、-74.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.3 分 → 2019年 8.0 分、+50.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 33.3 %)
燕三条駅 10.3 万/坪(昨年同期比 -88.5 %)
燕三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -88.5%( -78.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 22.3年から +53.9 %増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 148.2 坪から -20.4 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 70.3 坪から -39.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.3 年 → 2019年 34.3 年、+53.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.0 分 → 2019年 60.0 分、+233.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 100.0 %)
東三条駅 10.0 万/坪(昨年同期比 -49.1 %)
東三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -49.1%( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 25.0年から +81.3 %増)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 67.0 坪から -51.8 %減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 37.2 坪から -36.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 25.0 年 → 2019年 45.3 年、+81.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 29.5 分 → 2019年 78.7 分、+166.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示