【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR弥彦線 (弥彦駅～東三条駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +58.1％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2018年)に比べて +21.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 34.2年から -14.6 ％減)。平均土地面積は 88.3 坪 (昨年 88.1 坪から +0.1 ％増)。平均建物面積は 56.9 坪 (昨年 58.7 坪から -3.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。北三条駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは弥彦駅で昨年に比べ +828.9 ％、坪単価は 35.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(弥彦駅、西燕駅)は +573.2 ％(坪単価 +38.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(燕駅、吉田駅)は -36.3 ％(坪単価 -23.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 34.2 年 → 2019年 29.2 年、-14.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 ％ → 2019年 23.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 ％ → 2019年 17.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.4 分 → 2019年 23.3 分、+20.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 ％ → 2019年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.8万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +317.6％( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +11.7％( +1.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| JR弥彦線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥彦駅 | 35.1万/坪 (26.5年/66.6坪) | 3.8万/坪 (26.0年/33.3坪) | 13.8万/坪 (46.0年/169坪) |
| 矢作駅 | 46.0万/坪 (46.0年/172坪) | - | - |
| 吉田駅 | 31.5万/坪 (27.0年/78.7坪) | 38.2万/坪 (20.3年/51.9坪) | - |
| 西燕駅 | 59.8万/坪 (25.5年/70.3坪) | 14.3万/坪 (0年/212坪) | 41.2万/坪 (25.0年/47.6坪) |
| 燕駅 | 32.9万/坪 (21.7年/174坪) | 72.7万/坪 (1.0年/72.6坪) | 72.4万/坪 (20.3年/90.0坪) |
| 燕三条駅 | 37.7万/坪 (29.7年/110坪) | 11.0万/坪 (49.0年/194坪) | 63.4万/坪 (2.0年/69.6坪) |
| 北三条駅 | 14.1万/坪 (42.7年/41.2坪) | 12.6万/坪 (34.0年/87.0坪) | 15.5万/坪 (37.4年/45.4坪) |
| 東三条駅 | 39.4万/坪 (25.2年/68.3坪) | 17.3万/坪 (44.8年/81.7坪) | 49.0万/坪 (23.8年/110坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
弥彦駅 35.1 万/坪(昨年同期比 +828.9 ％)
弥彦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +828.9％( +31.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 26.0年から +1.9 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 33.3 坪から +100.0 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 52.9 坪から -34.3 ％減)。
西燕駅 59.8 万/坪(昨年同期比 +317.6 ％)
西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.8万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +317.6％( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 211.8 坪から -66.8 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 27.2 坪から +16.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 60.0 分 → 2019年 15.5 分、-74.2 ％と大きく減少)
燕駅 32.9 万/坪(昨年同期比 -54.8 ％)
燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -54.8％( -39.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 1.0年から +2068.1 ％増)。平均土地面積は 173.9 坪 (昨年 72.6 坪から +139.6 ％増)。平均建物面積は 171.4 坪 (昨年 30.3 坪から +466.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 1.0 年 → 2019年 21.7 年、+2068.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 23.0 分 → 2019年 26.3 分、+14.5 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
吉田駅 31.5 万/坪(昨年同期比 -17.7 ％)
吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -17.7％( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 20.3年から +32.8 ％増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 51.9 坪から +51.5 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 44.4 坪から -1.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.3 年 → 2019年 27.0 年、+32.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.3 分 → 2019年 11.0 分、+32.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示