【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の北陸新幹線 (糸魚川駅～上越妙高駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -13.6％( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 26.0年から +54.2 ％増)。平均土地面積は 111.7 坪 (昨年 117.5 坪から -5.0 ％減)。平均建物面積は 64.0 坪 (昨年 58.6 坪から +9.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。上越妙高駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは糸魚川駅で昨年に比べ -18.1 ％、坪単価は 19.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(上越妙高駅)は -5.6 ％(坪単価 -0.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(糸魚川駅)は -18.1 ％(坪単価 -4.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 26.0 年 → 2022年 40.1 年、+54.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.1％( -4.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.6％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 糸魚川駅 | 19.2万/坪 (41.3年/81.3坪) | 23.5万/坪 (25.4年/54.5坪) | 15.9万/坪 (42.0年/75.4坪) |
| 上越妙高駅 | 13.9万/坪 (37.8年/172坪) | 14.7万/坪 (27.1年/275坪) | 52.6万/坪 (16.3年/62.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上越妙高駅 13.9 万/坪(昨年同期比 -5.6 ％)
上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.6％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 27.1年から +39.4 ％増)。平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 275.3 坪から -37.4 ％減)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 68.6 坪から -19.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 27.1 年 → 2022年 37.8 年、+39.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 44.0 分 → 2022年 53.0 分、+20.5 ％と大きく増加)
糸魚川駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -18.1 ％)
糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.1％( -4.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 25.4年から +62.7 ％増)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 54.5 坪から +49.3 ％増)。平均建物面積は 68.4 坪 (昨年 52.6 坪から +30.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 13.8 分 → 2022年 12.0 分、-13.0 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.4 年 → 2022年 41.3 年、+62.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示