【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の北陸新幹線 (糸魚川駅～上越妙高駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -23.4％( -6.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.0年(昨年 33.4年から -22.2 ％減)。平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 72.0 坪から +63.2 ％増)。平均建物面積は 58.6 坪 (昨年 52.1 坪から +12.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。糸魚川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは糸魚川駅で昨年に比べ +48.2 ％、坪単価は 23.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(糸魚川駅)は +48.2 ％(坪単価 +7.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上越妙高駅)は -72.1 ％(坪単価 -37.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.4 年 → 2021年 26.0 年、-22.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.8 分 → 2021年 25.1 分、+59.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +48.2％( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -72.1％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 糸魚川駅 | 23.5万/坪 (25.4年/54.5坪) | 15.9万/坪 (42.0年/75.4坪) | 16.7万/坪 (27.0年/124坪) |
| 上越妙高駅 | 14.7万/坪 (27.1年/275坪) | 52.6万/坪 (16.3年/62.0坪) | 20.5万/坪 (22.8年/84.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
糸魚川駅 23.5 万/坪(昨年同期比 +48.2 ％)
糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +48.2％( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 42.0年から -39.6 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 75.4 坪から -27.8 ％減)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 55.4 坪から -4.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 42.0 年 → 2021年 25.4 年、-39.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.5 分 → 2021年 13.8 分、-11.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
上越妙高駅 14.7 万/坪(昨年同期比 -72.1 ％)
上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -72.1％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 16.3年から +66.7 ％増)。平均土地面積は 275.3 坪 (昨年 62.0 坪から +343.9 ％増)。平均建物面積は 68.6 坪 (昨年 43.9 坪から +56.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.3 年 → 2021年 27.1 年、+66.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.5 分 → 2021年 44.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示