【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の日本海ひすいライン (直江津駅～市振駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -1.5％( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.0年(昨年 28.6年から -12.4 ％減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 70.0 坪から +9.3 ％増)。平均建物面積は 58.7 坪 (昨年 38.8 坪から +51.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。直江津駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは糸魚川駅で昨年に比べ -60.7 ％、坪単価は 12.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(直江津駅)は -2.4 ％(坪単価 -0.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(糸魚川駅)は -60.7 ％(坪単価 -19.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.6 年 → 2021年 25.0 年、-12.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 ％ → 2021年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 31.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 ％ → 2021年 37.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 11.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった直江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -2.4％( -0.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +27.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -60.7％( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 日本海ひすいライン | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 直江津駅 | 38.2万/坪 (23.9年/70.2坪) | 39.2万/坪 (28.4年/72.6坪) | 45.5万/坪 (24.0年/170坪) |
| 谷浜駅 | - | - | 2.7万/坪 (49.0年/43.9坪) |
| 有間川駅 | - | - | - |
| 名立駅 | - | 1.3万/坪 (0年/22.7坪) | 0.7万/坪 (30.0年/30.3坪) |
| 筒石駅 | - | - | - |
| 能生駅 | - | - | 1.0万/坪 (66.0年/31.8坪) |
| 浦本駅 | - | - | - |
| 梶屋敷駅 | 6.6万/坪 (22.0年/37.8坪) | - | 1.1万/坪 (48.0年/51.4坪) |
| えちご押上ひすい海岸駅 | 13.2万/坪 (27.0年/69.6坪) | - | - |
| 糸魚川駅 | 12.7万/坪 (40.0年/182坪) | 32.3万/坪 (28.5年/63.5坪) | 48.2万/坪 (12.5年/63.5坪) |
| 青海駅 | - | 22.0万/坪 (30.0年/121坪) | - |
| 親不知駅 | - | - | - |
| 市振駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
直江津駅 38.2 万/坪(昨年同期比 -2.4 ％)
直江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -2.4％( -0.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +27.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 28.4年から -15.8 ％減)。平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 72.6 坪から -3.4 ％減)。平均建物面積は 61.6 坪 (昨年 43.7 坪から +40.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.4 年 → 2021年 23.9 年、-15.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 23.5 分 → 2021年 19.9 分、-15.0 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 30.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 38.5 ％)
糸魚川駅 12.7 万/坪(昨年同期比 -60.7 ％)
糸魚川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -60.7％( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 28.5年から +40.3 ％増)。平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 63.5 坪から +185.7 ％増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 33.9 坪から +132.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.5 年 → 2021年 40.0 年、+40.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.8 分 → 2021年 30.0 分、+78.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示