【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期の妙高はねうまライン (妙高高原駅～直江津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.6万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +26.1％( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 150 件(１年前(2018年)に比べて -8.0％( -13件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 28.4年から +11.9 ％増)。平均土地面積は 115.6 坪 (昨年 110.4 坪から +4.7 ％増)。平均建物面積は 56.3 坪 (昨年 60.6 坪から -7.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新井駅、高田駅、春日山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北新井駅で昨年に比べ +185.9 ％、坪単価は 83.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(北新井駅、春日山駅)は +140.5 ％(坪単価 +41.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上越妙高駅、妙高高原駅)は -67.6 ％(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.2 ％ → 2019年 6.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.3 ％ → 2019年 1.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 28.4 年 → 2019年 31.8 年、+11.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 30.9 ％ → 2019年 37.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 36.9 ％ → 2019年 40.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.0万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +185.9％( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった妙高高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -63.9％( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 妙高はねうまライン | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 妙高高原駅 | 3.7万/坪 (47.0年/132坪) | 10.2万/坪 (39.8年/174坪) | 34.9万/坪 (43.8年/153坪) |
| 関山駅 | 10.0万/坪 (33.8年/185坪) | 8.4万/坪 (39.2年/139坪) | 11.4万/坪 (31.2年/141坪) |
| 二本木駅 | 5.2万/坪 (40.5年/89.2坪) | 7.4万/坪 (41.4年/248坪) | - |
| 新井駅 | 22.8万/坪 (35.4年/142坪) | 16.9万/坪 (28.4年/97.0坪) | 21.1万/坪 (29.6年/181坪) |
| 北新井駅 | 83.0万/坪 (-0.42年/83.7坪) | 29.0万/坪 (28.6年/205坪) | 47.7万/坪 (8.8年/80.5坪) |
| 上越妙高駅 | 15.0万/坪 (42.4年/56.0坪) | 52.3万/坪 (17.3年/113坪) | 35.8万/坪 (21.8年/197坪) |
| 南高田駅 | 19.8万/坪 (37.5年/93.2坪) | 22.5万/坪 (32.9年/95.3坪) | 17.7万/坪 (35.3年/142坪) |
| 高田駅 | 32.2万/坪 (37.4年/126坪) | 19.5万/坪 (36.6年/99.4坪) | 25.6万/坪 (28.0年/104坪) |
| 春日山駅 | 59.5万/坪 (21.0年/94.5坪) | 30.5万/坪 (23.7年/99.6坪) | 41.9万/坪 (25.4年/120坪) |
| 直江津駅 | 37.8万/坪 (31.3年/123坪) | 43.4万/坪 (20.8年/101坪) | 33.5万/坪 (27.4年/80.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北新井駅 83.0 万/坪(昨年同期比 +185.9 ％)
北新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.0万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +185.9％( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.4年(昨年 28.6年から -101.5 ％減)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 205.2 坪から -59.2 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 100.3 坪から -64.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 28.6 年 → 2019年 -0.4 年、-101.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 19.0 分 → 2019年 5.3 分、-71.9 ％と大きく減少)
春日山駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +95.2 ％)
春日山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +95.2％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2018年)に比べて +45.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 23.7年から -11.5 ％減)。平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 99.6 坪から -5.1 ％減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 54.1 坪から -23.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 23.7 年 → 2019年 21.0 年、-11.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 22.1 分 → 2019年 19.0 分、-14.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 25.9 ％)
上越妙高駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -71.3 ％)
上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -71.3％( -37.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.4年(昨年 17.3年から +145.0 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 113.4 坪から -50.7 ％減)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 41.8 坪から +24.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 24.7 分 → 2019年 9.0 分、-63.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 17.3 年 → 2019年 42.4 年、+145.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 66.7 ％)
妙高高原駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -63.9 ％)
妙高高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -63.9％( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 39.8年から +18.0 ％増)。平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 174.4 坪から -24.6 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 90.5 坪から -60.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 39.8 年 → 2019年 47.0 年、+18.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示