【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR関西本線 (名古屋駅～弥富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +22.1％( +18.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.6年(昨年 18.1年から +8.3 ％増)。平均土地面積は 40.9 坪 (昨年 80.4 坪から -49.1 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 78.1 坪から -59.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。名古屋駅、永和駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは永和駅で昨年に比べ +94.8 ％、坪単価は 42.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(永和駅)は +94.8 ％(坪単価 +20.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(蟹江駅)は -15.3 ％(坪単価 -12.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 ％ → 2022年 8.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 20.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.2 ％ → 2022年 33.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 20.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 452万円/坪(137万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +88.4％( +212.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +94.8％( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| JR関西本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅 | 452万/坪 (33.5年/30.3坪) | 240万/坪 (25.3年/153坪) | 650万/坪 (44.5年/194坪) |
| 八田駅 | 114万/坪 (23.5年/44.2坪) | 98.8万/坪 (16.8年/32.1坪) | 97.3万/坪 (13.0年/63.5坪) |
| 春田駅 | 69.7万/坪 (24.2年/43.3坪) | 68.6万/坪 (14.7年/78.7坪) | 88.3万/坪 (9.5年/49.9坪) |
| 蟹江駅 | 69.9万/坪 (13.7年/36.5坪) | 82.5万/坪 (0.4年/46.5坪) | 71.0万/坪 (5.9年/42.7坪) |
| 永和駅 | 42.6万/坪 (18.4年/45.1坪) | 21.9万/坪 (40.4年/119坪) | 44.5万/坪 (15.5年/52.2坪) |
| 弥富駅 | 76.7万/坪 (0年/46.9坪) | - | 37.7万/坪 (20.0年/68.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
永和駅 42.6 万/坪(昨年同期比 +94.8 ％)
永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +94.8％( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.4年(昨年 40.4年から -54.5 ％減)。平均土地面積は 45.1 坪 (昨年 119.2 坪から -62.2 ％減)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 141.9 坪から -78.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 40.4 年 → 2022年 18.4 年、-54.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
蟹江駅 69.9 万/坪(昨年同期比 -15.3 ％)
蟹江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.9万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.3％( -12.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.7年(昨年 0.4年から +3102.1 ％増)。平均土地面積は 36.5 坪 (昨年 46.5 坪から -21.4 ％減)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 34.3 坪から -6.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.4 分 → 2022年 15.0 分、-22.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.4 年 → 2022年 13.7 年、+3102.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 42.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示