
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR関西本線 (名古屋駅~弥富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.4万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -66.1%( -176.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -21.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.8年(昨年 18.2年から -68.1 %減)。平均土地面積は 67.2 坪 (昨年 58.0 坪から +15.9 %増)。平均建物面積は 72.5 坪 (昨年 55.5 坪から +30.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。蟹江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは永和駅で昨年に比べ +111.4 %、坪単価は 95.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(永和駅、蟹江駅)は +70.2 %(坪単価 +35.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(名古屋駅、弥富駅)は -62.1 %(坪単価 -891.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 18.2 年 → 2019年 5.8 年、-68.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.1 % → 2019年 73.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 13.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 15.4 分 → 2019年 17.3 分、+12.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 % → 2019年 6.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +18.7%( +19.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった弥富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -27.1%( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR関西本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 51.4万/坪 (29.3年/49.9坪) | 1,818万/坪 (42.8年/142坪) | 597万/坪 (18.3年/61.3坪) |
八田駅 | 122万/坪 (0.5年/34.8坪) | 103万/坪 (20.3年/51.4坪) | 134万/坪 (8.3年/48.4坪) |
春田駅 | 92.6万/坪 (3.3年/33.8坪) | 84.3万/坪 (-0.25年/41.6坪) | 106万/坪 (0.25年/37.3坪) |
蟹江駅 | 88.2万/坪 (0.25年/59.7坪) | 68.3万/坪 (5.8年/43.9坪) | 63.7万/坪 (11.3年/68.1坪) |
永和駅 | 95.5万/坪 (31.3年/151坪) | 45.2万/坪 (48.3年/60.5坪) | 26.8万/坪 (32.9年/50.2坪) |
弥富駅 | 44.3万/坪 (6.8年/163坪) | 60.7万/坪 (15.9年/47.9坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
永和駅 95.5 万/坪(昨年同期比 +111.4 %)
永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +111.4%( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 48.3年から -35.2 %減)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 60.5 坪から +150.0 %増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 26.5 坪から +2.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 48.3 年 → 2019年 31.3 年、-35.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.0 分 → 2019年 30.0 分、+66.7 %と大きく増加)
蟹江駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +29.0 %)
蟹江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +29.0%( +19.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 5.8年から -95.6 %減)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 43.9 坪から +36.2 %増)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 34.8 坪から +1.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 5.8 年 → 2019年 0.3 年、-95.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.0 分 → 2019年 28.8 分、+36.9 %と大きく増加)
名古屋駅 51.4 万/坪(昨年同期比 -97.2 %)
名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.4万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -97.2%( -1766.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 42.8年から -31.6 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 142.2 坪から -64.9 %減)。平均建物面積は 136.1 坪 (昨年 180.0 坪から -24.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 42.8 年 → 2019年 29.3 年、-31.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)
弥富駅 44.3 万/坪(昨年同期比 -27.1 %)
弥富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -27.1%( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.8年(昨年 15.9年から -57.6 %減)。平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 47.9 坪から +241.1 %増)。平均建物面積は 257.9 坪 (昨年 42.9 坪から +501.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 15.9 年 → 2019年 6.8 年、-57.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 13.0 分 → 2019年 6.5 分、-50.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示