【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の名鉄豊田線 (梅坪駅~赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -0.8%( -0.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 65 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +26件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.4年(昨年 6.3年から +49.9 %増)。平均土地面積は 62.9 坪 (昨年 65.1 坪から -3.3 %減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 37.7 坪から +25.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。黒笹駅、米野木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒笹駅で昨年に比べ +29.3 %、坪単価は 145 万円/坪となった。
上位 2 駅(黒笹駅、米野木駅)は +28.7 %(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(梅坪駅、三好ケ丘駅)は -22.5 %(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.3 年 → 2021年 9.4 年、+49.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 21.0 分 → 2021年 27.0 分、+29.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 76.5 % → 2021年 59.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.9 % → 2021年 5.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黒笹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +29.3%( +32.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +700.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -22.8%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄豊田線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梅坪駅 | 79.0万/坪 (10.0年/134坪) | 102万/坪 (20.0年/140坪) | 174万/坪 (0.3年/46.4坪) |
上豊田駅 | 114万/坪 (47.0年/63.5坪) | - | - |
浄水駅 | 130万/坪 (5.0年/56.0坪) | - | - |
三好ケ丘駅 | 92.9万/坪 (17.1年/58.7坪) | 119万/坪 (2.9年/43.1坪) | 87.0万/坪 (25.0年/61.3坪) |
黒笹駅 | 145万/坪 (3.0年/59.9坪) | 112万/坪 (2.0年/49.9坪) | 103万/坪 (5.4年/65.9坪) |
米野木駅 | 103万/坪 (0.5年/46.9坪) | 80.6万/坪 (9.3年/66.6坪) | 109万/坪 (12.0年/150坪) |
日進駅 | 106万/坪 (10.1年/64.9坪) | 122万/坪 (5.4年/70.7坪) | 99.5万/坪 (12.5年/60.7坪) |
赤池駅 | 134万/坪 (3.9年/53.3坪) | 112万/坪 (4.3年/54.0坪) | 81.9万/坪 (12.8年/54.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黒笹駅 145.0 万/坪(昨年同期比 +29.3 %)
黒笹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +29.3%( +32.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +700.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 3.0年(昨年 2.0年から +49.9 %増)。平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 49.9 坪から +20.1 %増)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 34.8 坪から -0.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 2.0 年 → 2021年 3.0 年、+49.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 19.1 分、+218.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 87.5 %)
米野木駅 103.2 万/坪(昨年同期比 +28.1 %)
米野木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +28.1%( +22.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 9.3年から -94.6 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 66.6 坪から -29.5 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 38.3 坪から -19.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 9.3 年 → 2021年 0.5 年、-94.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.5 分 → 2021年 30.0 分、+62.2 %と大きく増加)
梅坪駅 79.0 万/坪(昨年同期比 -22.8 %)
梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -22.8%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 20.0年から -50.0 %減)。平均土地面積は 133.9 坪 (昨年 139.7 坪から -4.2 %減)。平均建物面積は 145.2 坪 (昨年 82.7 坪から +75.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.0 年 → 2021年 10.0 年、-50.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.7 分 → 2021年 16.0 分、+37.1 %と大きく増加)
三好ケ丘駅 92.9 万/坪(昨年同期比 -22.2 %)
三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.9万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -22.2%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +12.5%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 2.9年から +495.0 %増)。平均土地面積は 58.7 坪 (昨年 43.1 坪から +36.1 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 32.7 坪から +11.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 2.9 年 → 2021年 17.1 年、+495.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.9 分 → 2021年 22.4 分、+61.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示