【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の名鉄豊田線 (梅坪駅～赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -7.4％( -8.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 43 件(１年前(2019年)に比べて -2.3％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 9.9年(昨年 9.7年から +1.7 ％増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 67.4 坪から -8.0 ％減)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 33.1 坪から +62.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。三好ケ丘駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三好ケ丘駅で昨年に比べ +33.4 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 2 駅(三好ケ丘駅、赤池駅)は +18.3 ％(坪単価 +15.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上豊田駅、米野木駅)は -59.7 ％(坪単価 -55.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.5 ％ → 2020年 7.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 21.2 分 → 2020年 26.4 分、+24.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 61.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 17.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -14.1％( -21.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米野木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.0％( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄豊田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梅坪駅 | 129万/坪 (2.3年/51.4坪) | 150万/坪 (1.3年/54.5坪) | 151万/坪 (-0.08年/52.2坪) |
| 上豊田駅 | 39.7万/坪 (23.3年/93.8坪) | 130万/坪 (10.8年/59.7坪) | 81.8万/坪 (16.8年/98.8坪) |
| 浄水駅 | 5.3万/坪 (47.3年/24.2坪) | - | 102万/坪 (9.3年/45.4坪) |
| 三好ケ丘駅 | 104万/坪 (8.5年/46.9坪) | 78.1万/坪 (20.3年/62.8坪) | 140万/坪 (0.8年/48.9坪) |
| 黒笹駅 | 117万/坪 (12.1年/57.9坪) | 124万/坪 (1.3年/45.9坪) | 105万/坪 (4.9年/53.1坪) |
| 米野木駅 | 20.5万/坪 (39.3年/188坪) | 41.0万/坪 (40.8年/228坪) | 128万/坪 (1.9年/53.9坪) |
| 日進駅 | 96.7万/坪 (6.9年/54.3坪) | 105万/坪 (9.4年/48.6坪) | 107万/坪 (0.4年/41.5坪) |
| 赤池駅 | 127万/坪 (3.1年/59.7坪) | 123万/坪 (3.3年/51.7坪) | 106万/坪 (5.6年/61.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三好ケ丘駅 104.2 万/坪(昨年同期比 +33.4 ％)
三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +33.4％( +26.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.5年(昨年 20.3年から -58.0 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 62.8 坪から -25.3 ％減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 37.1 坪から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 20.3 年 → 2020年 8.5 年、-58.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 75.0 ％)
赤池駅 127.3 万/坪(昨年同期比 +3.1 ％)
赤池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +3.1％( +3.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.1年(昨年 3.3年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 51.7 坪から +15.3 ％増)。平均建物面積は 50.1 坪 (昨年 33.1 坪から +51.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.3 分 → 2020年 22.4 分、+37.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 92.9 ％ → 2020年 66.7 ％)
上豊田駅 39.7 万/坪(昨年同期比 -69.4 ％)
上豊田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -69.4％( -89.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 10.8年から +116.3 ％増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 59.7 坪から +57.0 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 24.2 坪から +87.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.8 年 → 2020年 23.3 年、+116.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
米野木駅 20.5 万/坪(昨年同期比 -50.0 ％)
米野木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.0％( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 40.8年から -3.7 ％減)。平均土地面積は 188.3 坪 (昨年 228.4 坪から -17.5 ％減)。平均建物面積は 166.4 坪 (昨年 34.4 坪から +383.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示