【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の名鉄豊川線 (国府駅～豊川稲荷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +8.0％( +6.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 73 件(１年前(2019年)に比べて +28.1％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.1年(昨年 15.0年から -59.6 ％減)。平均土地面積は 58.6 坪 (昨年 56.9 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 36.2 坪から +6.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。稲荷口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲荷口駅で昨年に比べ +31.7 ％、坪単価は 73.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(稲荷口駅)は +31.7 ％(坪単価 +17.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(国府駅)は -11.1 ％(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 15.0 年 → 2020年 6.1 年、-59.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 51.9 ％ → 2020年 72.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.8 ％ → 2020年 6.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 12.2 分 → 2020年 14.7 分、+19.9 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.3 ％ → 2020年 2.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった諏訪町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.4万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +6.5％( +5.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2019年)に比べて +32.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.2万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -11.1％( -9.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2019年)に比べて +41.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄豊川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府駅 | 73.2万/坪 (7.6年/57.2坪) | 82.4万/坪 (12.8年/48.0坪) | 88.2万/坪 (5.3年/66.3坪) |
| 八幡駅 | 85.6万/坪 (6.2年/85.8坪) | 74.5万/坪 (14.4年/48.6坪) | 78.8万/坪 (12.6年/46.3坪) |
| 諏訪町駅 | 87.4万/坪 (5.2年/52.0坪) | 82.1万/坪 (13.0年/70.5坪) | 81.1万/坪 (11.0年/70.2坪) |
| 稲荷口駅 | 73.8万/坪 (6.1年/63.5坪) | 56.1万/坪 (27.8年/38.0坪) | 84.4万/坪 (8.5年/75.9坪) |
| 豊川稲荷駅 | 182万/坪 (0.5年/59.7坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲荷口駅 73.8 万/坪(昨年同期比 +31.7 ％)
稲荷口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +31.7％( +17.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 6.1年(昨年 27.8年から -78.0 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 38.0 坪から +67.0 ％増)。平均建物面積は 49.3 坪 (昨年 29.6 坪から +66.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 27.8 年 → 2020年 6.1 年、-78.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.4 分 → 2020年 5.5 分、-26.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 ％ → 2020年 80.0 ％)
国府駅 73.2 万/坪(昨年同期比 -11.1 ％)
国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.2万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -11.1％( -9.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2019年)に比べて +41.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.6年(昨年 12.8年から -40.6 ％減)。平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 48.0 坪から +19.2 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 33.2 坪から +27.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 12.8 年 → 2020年 7.6 年、-40.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 ％ → 2020年 70.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 ％ → 2020年 4.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 ％ → 2020年 4.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示