【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の名鉄西尾線 (新安城駅~吉良吉田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.9万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -15.2%( -14.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 78 件(1年前(2020年)に比べて +59.2%( +29件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 9.5年から +62.6 %増)。平均土地面積は 80.3 坪 (昨年 73.7 坪から +9.0 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 45.3 坪から +6.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。碧海古井駅、西尾口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西尾口駅で昨年に比べ +42.8 %、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 2 駅(西尾口駅、碧海古井駅)は +36.9 %(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上横須賀駅、米津駅)は -52.1 %(坪単価 -38.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.5 % → 2021年 48.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.1 % → 2021年 4.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.5 年 → 2021年 15.5 年、+62.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.3 % → 2021年 12.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -11.8%( -16.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -62.2%( -21.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
名鉄西尾線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新安城駅 | 101万/坪 (14.8年/59.4坪) | 126万/坪 (6.5年/74.7坪) | 88.2万/坪 (17.1年/176坪) |
北安城駅 | 140万/坪 (29.8年/136坪) | - | - |
南安城駅 | 125万/坪 (14.2年/74.1坪) | 142万/坪 (0.8年/43.1坪) | 128万/坪 (0.25年/42.4坪) |
碧海古井駅 | 71.4万/坪 (25.8年/40.8坪) | 54.4万/坪 (49.8年/90.8坪) | - |
堀内公園駅 | - | - | - |
桜井駅 | 119万/坪 (2.0年/44.2坪) | 107万/坪 (8.3年/70.8坪) | 116万/坪 (9.4年/64.0坪) |
南桜井駅 | - | 92.6万/坪 (0.8年/49.9坪) | 90.0万/坪 (8.8年/135坪) |
米津駅 | 75.2万/坪 (17.0年/175坪) | 130万/坪 (11.8年/56.7坪) | 74.7万/坪 (26.1年/352坪) |
桜町前駅 | 91.4万/坪 (6.8年/47.3坪) | 94.5万/坪 (0.8年/39.3坪) | 80.6万/坪 (17.8年/128坪) |
西尾口駅 | 105万/坪 (0.8年/53.5坪) | 73.6万/坪 (20.4年/85.2坪) | 74.1万/坪 (15.3年/115坪) |
西尾駅 | 58.6万/坪 (33.2年/64.8坪) | 97.7万/坪 (5.9年/96.0坪) | 76.8万/坪 (13.8年/62.9坪) |
福地駅 | 54.4万/坪 (9.4年/82.1坪) | 84.6万/坪 (1.8年/55.4坪) | 56.4万/坪 (27.0年/101坪) |
上横須賀駅 | 13.1万/坪 (28.8年/138坪) | 34.8万/坪 (10.3年/142坪) | - |
吉良吉田駅 | 59.2万/坪 (7.0年/106坪) | 50.4万/坪 (13.8年/68.1坪) | 13.7万/坪 (38.8年/96.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西尾口駅 105.1 万/坪(昨年同期比 +42.8 %)
西尾口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +42.8%( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 20.4年から -96.3 %減)。平均土地面積は 53.5 坪 (昨年 85.2 坪から -37.2 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 60.5 坪から -45.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.4 年 → 2021年 0.8 年、-96.3 %と大きく減少)
碧海古井駅 71.4 万/坪(昨年同期比 +31.1 %)
碧海古井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +31.1%( +17.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.8年(昨年 49.8年から -48.2 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 90.8 坪から -55.0 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 25.7 坪から +47.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 49.8 年 → 2021年 25.8 年、-48.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 4.0 分、-86.7 %と大きく減少)
上横須賀駅 13.1 万/坪(昨年同期比 -62.2 %)
上横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -62.2%( -21.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 10.3年から +180.4 %増)。平均土地面積は 138.1 坪 (昨年 142.2 坪から -2.8 %減)。平均建物面積は 110.4 坪 (昨年 172.4 坪から -36.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.3 年 → 2021年 28.8 年、+180.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.5 分 → 2021年 21.3 分、+124.6 %と大きく増加)
米津駅 75.2 万/坪(昨年同期比 -42.1 %)
米津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.2万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -42.1%( -54.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 11.8年から +44.7 %増)。平均土地面積は 174.8 坪 (昨年 56.7 坪から +208.3 %増)。平均建物面積は 78.3 坪 (昨年 23.4 坪から +233.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.8 年 → 2021年 17.0 年、+44.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 17.8 分、+78.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示