【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の名鉄知多新線 (富貴駅～内海駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -25.3％( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(１年前(2020年)に比べて +57.1％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 28.7年から +12.5 ％増)。平均土地面積は 110.0 坪 (昨年 71.1 坪から +54.7 ％増)。平均建物面積は 44.2 坪 (昨年 42.3 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。美浜緑苑駅、内海駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは内海駅で昨年に比べ +56.3 ％、坪単価は 20.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(内海駅)は +56.3 ％(坪単価 +7.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富貴駅)は -47.9 ％(坪単価 -31.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 39.0 分 → 2021年 24.8 分、-36.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 25.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 28.7 年 → 2021年 32.3 年、+12.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 51.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 19.0 ％ → 2021年 14.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富貴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -47.9％( -31.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -36.5％( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 名鉄知多新線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富貴駅 | 33.7万/坪 (26.6年/97.2坪) | 64.7万/坪 (16.3年/52.5坪) | 60.5万/坪 (10.4年/67.8坪) |
| 上野間駅 | 16.1万/坪 (36.3年/56.7坪) | 25.3万/坪 (31.0年/60.5坪) | 11.4万/坪 (39.4年/107坪) |
| 美浜緑苑駅 | 29.3万/坪 (26.0年/206坪) | 23.6万/坪 (38.0年/49.9坪) | 36.4万/坪 (13.7年/124坪) |
| 知多奥田駅 | - | 80.8万/坪 (14.3年/215坪) | 10.2万/坪 (36.5年/88.5坪) |
| 野間駅 | 13.3万/坪 (39.8年/96.8坪) | 21.0万/坪 (21.8年/59.0坪) | 6.0万/坪 (35.0年/34.8坪) |
| 内海駅 | 20.5万/坪 (40.1年/129坪) | 13.1万/坪 (40.3年/75.8坪) | 14.8万/坪 (30.3年/168坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
内海駅 20.5 万/坪(昨年同期比 +56.3 ％)
内海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +56.3％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.1年(昨年 40.3年から -0.3 ％減)。平均土地面積は 129.1 坪 (昨年 75.8 坪から +70.3 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 49.2 坪から -7.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 72.0 分 → 2021年 44.2 分、-38.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 55.6 ％)
富貴駅 33.7 万/坪(昨年同期比 -47.9 ％)
富貴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -47.9％( -31.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +114.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 16.3年から +63.5 ％増)。平均土地面積は 97.2 坪 (昨年 52.5 坪から +85.1 ％増)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 31.3 坪から +43.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 13.3 分 → 2021年 11.9 分、-10.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.3 年 → 2021年 26.6 年、+63.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 ％ → 2021年 28.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示