【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の名鉄犬山線 (下小田井駅～犬山遊園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.0％( +2.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 98 件(１年前(2021年)に比べて -21.6％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 12.0年から +13.2 ％増)。平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 55.2 坪から +21.5 ％増)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 37.1 坪から +19.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。下小田井駅、上小田井駅、大山寺駅、江南駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上小田井駅で昨年に比べ +96.3 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 2 駅(上小田井駅、大山寺駅)は +73.9 ％(坪単価 +43.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木津用水駅、徳重・名古屋芸大駅)は -36.1 ％(坪単価 -30.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.4 ％ → 2022年 53.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.0 ％ → 2022年 15.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 12.0 年 → 2022年 13.6 年、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.4 ％ → 2022年 15.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.4 ％ → 2022年 5.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下小田井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +28.8％( +29.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木津用水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -46.2％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄犬山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 下小田井駅 | 132万/坪 (0年/45.4坪) | 103万/坪 (25.5年/67.1坪) | 85.6万/坪 (6.8年/67.7坪) |
| 中小田井駅 | 111万/坪 (16.5年/66.6坪) | 105万/坪 (9.3年/41.1坪) | 63.1万/坪 (31.5年/90.8坪) |
| 上小田井駅 | 104万/坪 (24.2年/73.1坪) | 53.0万/坪 (20.1年/46.0坪) | 83.7万/坪 (15.0年/57.2坪) |
| 西春駅 | 85.7万/坪 (12.8年/56.7坪) | 99.3万/坪 (5.3年/45.2坪) | 97.7万/坪 (11.1年/57.3坪) |
| 徳重・名古屋芸大駅 | 84.6万/坪 (12.8年/77.6坪) | 114万/坪 (2.0年/46.8坪) | 94.3万/坪 (1.1年/43.6坪) |
| 大山寺駅 | 104万/坪 (0.5年/40.8坪) | 68.5万/坪 (19.5年/38.1坪) | 84.2万/坪 (11.1年/47.8坪) |
| 岩倉駅 | 101万/坪 (7.9年/36.1坪) | 87.6万/坪 (15.9年/54.2坪) | 86.5万/坪 (17.7年/109坪) |
| 石仏駅 | 79.7万/坪 (11.8年/73.9坪) | 95.4万/坪 (6.0年/46.1坪) | 99.5万/坪 (7.1年/52.3坪) |
| 布袋駅 | 94.7万/坪 (16.0年/77.4坪) | 81.9万/坪 (8.1年/53.4坪) | 78.0万/坪 (6.5年/98.6坪) |
| 江南駅 | 81.7万/坪 (14.2年/68.9坪) | 68.0万/坪 (16.5年/57.8坪) | 86.3万/坪 (7.5年/49.0坪) |
| 柏森駅 | 77.7万/坪 (14.3年/106坪) | 80.4万/坪 (13.3年/100坪) | 74.8万/坪 (7.9年/49.8坪) |
| 扶桑駅 | 70.6万/坪 (13.5年/64.0坪) | 73.9万/坪 (9.9年/48.9坪) | 53.1万/坪 (13.1年/49.6坪) |
| 木津用水駅 | 35.8万/坪 (39.5年/121坪) | 66.4万/坪 (10.8年/58.2坪) | 76.1万/坪 (0.5年/47.4坪) |
| 犬山口駅 | 89.6万/坪 (0.5年/43.9坪) | 85.6万/坪 (0.5年/49.9坪) | 77.1万/坪 (5.0年/58.0坪) |
| 犬山駅 | 80.9万/坪 (28.0年/49.9坪) | 77.9万/坪 (23.5年/84.7坪) | 65.0万/坪 (8.2年/50.7坪) |
| 犬山遊園駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上小田井駅 104.1 万/坪(昨年同期比 +96.3 ％)
上小田井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +96.3％( +51.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 20.1年から +20.2 ％増)。平均土地面積は 73.1 坪 (昨年 46.0 坪から +59.0 ％増)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 59.3 坪から -37.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.0 分 → 2022年 18.3 分、-20.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.1 年 → 2022年 24.2 年、+20.2 ％と大きく増加)
大山寺駅 103.9 万/坪(昨年同期比 +51.6 ％)
大山寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +51.6％( +35.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 19.5年から -97.4 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 38.1 坪から +7.3 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 26.7 坪から +18.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.5 年 → 2022年 0.5 年、-97.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.8 分 → 2022年 25.0 分、+40.2 ％と大きく増加)
木津用水駅 35.8 万/坪(昨年同期比 -46.2 ％)
木津用水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -46.2％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 10.8年から +264.5 ％増)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 58.2 坪から +107.8 ％増)。平均建物面積は 77.9 坪 (昨年 33.8 坪から +130.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.8 年 → 2022年 39.5 年、+264.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.5 分、+72.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
徳重・名古屋芸大駅 84.6 万/坪(昨年同期比 -26.1 ％)
徳重・名古屋芸大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.6万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.1％( -29.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 2.0年から +540.7 ％増)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 46.8 坪から +66.0 ％増)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 32.4 坪から +60.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 2.0 年 → 2022年 12.8 年、+540.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.2 分 → 2022年 22.1 分、+36.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 83.3 ％ → 2022年 55.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示