【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の名鉄犬山線 (下小田井駅～犬山遊園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.5万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -3.9％( -3.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 91 件(１年前(2021年)に比べて -36.8％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.7年(昨年 12.2年から +37.2 ％増)。平均土地面積は 64.4 坪 (昨年 58.3 坪から +10.3 ％増)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 41.4 坪から +33.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。扶桑駅、犬山口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは犬山口駅で昨年に比べ +48.4 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(犬山口駅、扶桑駅)は +46.6 ％(坪単価 +30.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上小田井駅、江南駅)は -17.8 ％(坪単価 -12.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 ％ → 2022年 8.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.2 年 → 2022年 16.7 年、+37.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 ％ → 2022年 15.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 51.1 ％ → 2022年 47.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった犬山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +48.4％( +33.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.1万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -17.2％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄犬山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 下小田井駅 | 80.1万/坪 (14.3年/143坪) | 89.5万/坪 (29.3年/172坪) | 104万/坪 (2.8年/52.4坪) |
| 中小田井駅 | 78.8万/坪 (33.3年/77.1坪) | 82.2万/坪 (14.3年/67.6坪) | 154万/坪 (0.25年/34.8坪) |
| 上小田井駅 | 60.9万/坪 (34.8年/80.9坪) | 74.7万/坪 (21.3年/55.0坪) | 130万/坪 (6.7年/62.6坪) |
| 西春駅 | 82.4万/坪 (12.7年/47.1坪) | 86.2万/坪 (9.4年/68.9坪) | 93.9万/坪 (9.8年/46.5坪) |
| 徳重・名古屋芸大駅 | 84.5万/坪 (15.4年/88.9坪) | 92.8万/坪 (9.0年/47.7坪) | 85.9万/坪 (12.6年/53.2坪) |
| 大山寺駅 | 80.8万/坪 (29.3年/62.0坪) | 86.6万/坪 (2.5年/39.3坪) | 88.5万/坪 (0.8年/42.4坪) |
| 岩倉駅 | 85.3万/坪 (16.6年/62.6坪) | 91.7万/坪 (9.0年/42.7坪) | 96.4万/坪 (3.3年/50.9坪) |
| 石仏駅 | 74.7万/坪 (22.3年/71.4坪) | 80.8万/坪 (8.5年/100坪) | 60.3万/坪 (12.5年/52.9坪) |
| 布袋駅 | 84.7万/坪 (12.3年/58.6坪) | 81.0万/坪 (22.4年/54.5坪) | 68.0万/坪 (1.6年/55.0坪) |
| 江南駅 | 52.1万/坪 (18.5年/67.3坪) | 62.8万/坪 (17.1年/53.2坪) | 60.8万/坪 (11.2年/57.2坪) |
| 柏森駅 | 67.9万/坪 (22.0年/62.0坪) | 74.5万/坪 (11.2年/61.8坪) | 73.3万/坪 (8.8年/61.0坪) |
| 扶桑駅 | 89.2万/坪 (0.7年/46.0坪) | 61.7万/坪 (10.5年/53.3坪) | 54.9万/坪 (20.8年/63.2坪) |
| 木津用水駅 | - | - | 83.0万/坪 (11.9年/57.9坪) |
| 犬山口駅 | 101万/坪 (0.11年/44.7坪) | 68.2万/坪 (9.6年/57.5坪) | - |
| 犬山駅 | 70.6万/坪 (14.5年/59.9坪) | 79.1万/坪 (8.3年/43.3坪) | 77.9万/坪 (20.8年/68.8坪) |
| 犬山遊園駅 | 33.8万/坪 (56.3年/45.4坪) | - | 85.0万/坪 (0.25年/99.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
犬山口駅 101.2 万/坪(昨年同期比 +48.4 ％)
犬山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +48.4％( +33.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.1年(昨年 9.6年から -98.9 ％減)。平均土地面積は 44.7 坪 (昨年 57.5 坪から -22.2 ％減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 34.8 坪から -9.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 9.6 年 → 2022年 0.1 年、-98.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 85.7 ％)
扶桑駅 89.2 万/坪(昨年同期比 +44.7 ％)
扶桑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.2万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +44.7％( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.7年(昨年 10.5年から -93.8 ％減)。平均土地面積は 46.0 坪 (昨年 53.3 坪から -13.8 ％減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 32.1 坪から -2.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 10.5 年 → 2022年 0.7 年、-93.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.8 分 → 2022年 7.6 分、-35.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
上小田井駅 60.9 万/坪(昨年同期比 -18.5 ％)
上小田井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.9万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -18.5％( -13.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 21.3年から +63.5 ％増)。平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 55.0 坪から +47.1 ％増)。平均建物面積は 103.8 坪 (昨年 42.9 坪から +142.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.3 年 → 2022年 34.8 年、+63.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.5 分 → 2022年 22.6 分、+29.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
江南駅 52.1 万/坪(昨年同期比 -17.2 ％)
江南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.1万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -17.2％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 17.1年から +8.4 ％増)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 53.2 坪から +26.5 ％増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 40.7 坪から +15.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.0 分 → 2022年 21.7 分、+27.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 41.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.1 ％ → 2022年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示