【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の名鉄津島線 (須ケ口駅~津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.6万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.8%( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2019年)に比べて -8.7%( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 12.5年から +51.5 %増)。平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 59.7 坪から +6.0 %増)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 36.7 坪から +16.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。甚目寺駅、七宝駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは甚目寺駅で昨年に比べ +52.2 %、坪単価は 77.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(甚目寺駅、七宝駅)は +43.8 %(坪単価 +24.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青塚駅、木田駅)は -54.2 %(坪単価 -36.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 % → 2020年 4.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 12.5 年 → 2020年 18.9 年、+51.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.9 % → 2020年 19.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 68.3 % → 2020年 51.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった七宝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +35.4%( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +27.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.8%( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄津島線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
須ケ口駅 | 68.8万/坪 (29.9年/141坪) | 95.9万/坪 (0.25年/42.4坪) | 94.9万/坪 (0.25年/39.3坪) |
甚目寺駅 | 77.2万/坪 (7.6年/50.3坪) | 50.7万/坪 (19.9年/60.6坪) | 73.1万/坪 (9.3年/84.9坪) |
七宝駅 | 87.8万/坪 (16.6年/53.6坪) | 64.9万/坪 (10.3年/53.2坪) | 67.5万/坪 (9.4年/49.1坪) |
木田駅 | 40.1万/坪 (32.8年/89.2坪) | 75.2万/坪 (11.1年/73.9坪) | 72.6万/坪 (4.1年/56.5坪) |
青塚駅 | 23.1万/坪 (40.3年/75.1坪) | 60.5万/坪 (10.5年/63.5坪) | 28.2万/坪 (33.9年/45.8坪) |
勝幡駅 | 49.7万/坪 (17.6年/46.9坪) | 64.9万/坪 (0.25年/55.6坪) | - |
藤浪駅 | 28.6万/坪 (24.3年/49.9坪) | 34.1万/坪 (34.3年/58.2坪) | 18.2万/坪 (29.3年/39.8坪) |
津島駅 | 54.0万/坪 (12.9年/51.7坪) | 85.6万/坪 (1.3年/58.4坪) | 51.5万/坪 (19.3年/150坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甚目寺駅 77.2 万/坪(昨年同期比 +52.2 %)
甚目寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.2万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.2%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.6年(昨年 19.9年から -61.7 %減)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 60.6 坪から -17.0 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 47.5 坪から -31.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.9 年 → 2020年 7.6 年、-61.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 15.9 分 → 2020年 18.2 分、+14.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 25.0 %)
七宝駅 87.8 万/坪(昨年同期比 +35.4 %)
七宝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +35.4%( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +27.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 10.3年から +62.0 %増)。平均土地面積は 53.6 坪 (昨年 53.2 坪から +0.7 %増)。平均建物面積は 36.4 坪 (昨年 30.1 坪から +20.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 24.3 分 → 2020年 21.1 分、-12.9 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.3 年 → 2020年 16.6 年、+62.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 57.1 %)
青塚駅 23.1 万/坪(昨年同期比 -61.8 %)
青塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.8%( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 10.5年から +283.3 %増)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 63.5 坪から +18.3 %増)。平均建物面積は 70.6 坪 (昨年 32.5 坪から +117.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.5 年 → 2020年 40.3 年、+283.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 66.7 %)
木田駅 40.1 万/坪(昨年同期比 -46.6 %)
木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -46.6%( -35.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 11.1年から +196.4 %増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 73.9 坪から +20.8 %増)。平均建物面積は 71.8 坪 (昨年 34.8 坪から +106.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.1 年 → 2020年 32.8 年、+196.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.3 分 → 2020年 17.8 分、+33.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示