【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄河和線 (太田川駅~河和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.7万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +2.6%( +2.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 124 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -217件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.9年(昨年 14.4年から -24.3 %減)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 63.0 坪から -14.5 %減)。平均建物面積は 33.4 坪 (昨年 39.1 坪から -14.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。植大駅、知多半田駅、成岩駅、河和駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは知多半田駅で昨年に比べ +70.5 %、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 2 駅(知多半田駅、河和駅)は +66.2 %(坪単価 +31.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂部駅、白沢駅)は -63.0 %(坪単価 -57.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 14.4 年 → 2024年 10.9 年、-24.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.0 分 → 2024年 17.0 分、-10.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.6 % → 2024年 61.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.7 % → 2024年 9.8 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.1 % → 2024年 6.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 % → 2024年 1.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南加木屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.2%( +12.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -74.3%( -78.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄河和線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太田川駅 | 99.8万/坪 (3.6年/42.9坪) | 94.5万/坪 (12.7年/52.4坪) | 90.8万/坪 (13.8年/56.5坪) |
高横須賀駅 | 87.9万/坪 (10.5年/39.3坪) | 93.0万/坪 (7.8年/43.6坪) | 81.8万/坪 (16.2年/55.6坪) |
南加木屋駅 | 134万/坪 (3.5年/55.8坪) | 122万/坪 (6.3年/55.4坪) | 80.9万/坪 (29.5年/76.7坪) |
八幡新田駅 | 91.4万/坪 (2.6年/46.8坪) | 85.0万/坪 (12.0年/45.9坪) | 93.0万/坪 (9.6年/54.8坪) |
巽ケ丘駅 | 70.7万/坪 (13.8年/50.1坪) | 78.8万/坪 (26.3年/58.5坪) | 90.1万/坪 (20.3年/70.1坪) |
白沢駅 | 33.9万/坪 (44.7年/54.5坪) | 70.0万/坪 (18.4年/66.6坪) | 61.5万/坪 (21.2年/58.3坪) |
坂部駅 | 27.2万/坪 (52.2年/144坪) | 106万/坪 (11.3年/49.9坪) | 81.9万/坪 (12.8年/59.0坪) |
阿久比駅 | 71.0万/坪 (21.6年/69.4坪) | 83.4万/坪 (13.7年/60.6坪) | 71.4万/坪 (24.0年/54.2坪) |
植大駅 | 99.2万/坪 (7.0年/54.5坪) | 70.4万/坪 (23.4年/120坪) | 87.6万/坪 (15.9年/172坪) |
半田口駅 | 71.0万/坪 (12.1年/63.2坪) | 86.6万/坪 (13.4年/58.9坪) | 76.8万/坪 (9.9年/116坪) |
住吉町駅 | 71.6万/坪 (8.4年/48.6坪) | 88.1万/坪 (7.5年/47.0坪) | 87.2万/坪 (8.0年/51.3坪) |
知多半田駅 | 125万/坪 (0年/41.8坪) | 73.1万/坪 (16.6年/81.9坪) | 91.1万/坪 (13.8年/49.6坪) |
成岩駅 | 117万/坪 (11.6年/70.8坪) | 83.6万/坪 (10.0年/85.2坪) | 76.0万/坪 (14.4年/58.7坪) |
青山駅 | 68.0万/坪 (12.8年/60.5坪) | 84.3万/坪 (9.8年/57.8坪) | 83.7万/坪 (12.4年/66.8坪) |
上ゲ駅 | 78.5万/坪 (12.0年/55.7坪) | 87.3万/坪 (10.2年/61.2坪) | 80.5万/坪 (16.9年/96.4坪) |
知多武豊駅 | 59.5万/坪 (13.8年/56.9坪) | 75.8万/坪 (16.6年/53.9坪) | 93.7万/坪 (5.9年/90.5坪) |
富貴駅 | 48.7万/坪 (30.9年/57.0坪) | 43.3万/坪 (27.8年/95.9坪) | 56.9万/坪 (14.2年/66.8坪) |
河和口駅 | - | - | 7.1万/坪 (49.7年/45.9坪) |
河和駅 | 30.3万/坪 (49.5年/57.5坪) | 18.7万/坪 (37.8年/112坪) | 22.7万/坪 (37.5年/83.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
知多半田駅 124.7 万/坪(昨年同期比 +70.5 %)
知多半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +70.5%( +51.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -76.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 16.6年から -100.0 %減)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 81.9 坪から -48.9 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 76.8 坪から -59.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.6 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 % → 2024年 100.0 %)
河和駅 30.3 万/坪(昨年同期比 +62.0 %)
河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +62.0%( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -92.3%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 37.8年から +31.0 %増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 111.6 坪から -48.5 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 76.3 坪から -66.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 52.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 37.8 年 → 2024年 49.5 年、+31.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 59.7 分 → 2024年 70.0 分、+17.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.0 % → 2024年 50.0 %)
坂部駅 27.2 万/坪(昨年同期比 -74.3 %)
坂部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -74.3%( -78.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.2年(昨年 11.3年から +363.3 %増)。平均土地面積は 144.4 坪 (昨年 49.9 坪から +189.4 %増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 30.1 坪から +28.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.3 年 → 2024年 52.2 年、+363.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.4 分 → 2024年 22.0 分、+33.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 50.0 %)
白沢駅 33.9 万/坪(昨年同期比 -51.6 %)
白沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -51.6%( -36.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.7年(昨年 18.4年から +142.5 %増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 66.6 坪から -18.2 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.7 坪から -18.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 16.5 分、-34.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.4 年 → 2024年 44.7 年、+142.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示