【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の名鉄河和線 (太田川駅～河和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.8万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +29.7％( +21.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2021年)に比べて -31.9％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 18.7年から -38.7 ％減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 64.6 坪から -2.9 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 36.7 坪から +5.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。八幡新田駅、巽ケ丘駅、植大駅、成岩駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富貴駅で昨年に比べ +336.2 ％、坪単価は 79.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(富貴駅、坂部駅)は +279.8 ％(坪単価 +67.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高横須賀駅、青山駅)は -12.3 ％(坪単価 -9.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 18.7 年 → 2022年 11.4 年、-38.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.8 ％ → 2022年 53.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.5 ％ → 2022年 18.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.0 ％ → 2022年 4.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった知多半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +135.6％( +73.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -22.7％( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄河和線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太田川駅 | 89.4万/坪 (22.3年/39.3坪) | 87.0万/坪 (13.8年/55.2坪) | 102万/坪 (1.5年/59.2坪) |
| 高横須賀駅 | 59.7万/坪 (18.3年/39.8坪) | 77.3万/坪 (16.5年/51.4坪) | - |
| 南加木屋駅 | 118万/坪 (41.6年/122坪) | 109万/坪 (1.9年/46.0坪) | 72.5万/坪 (11.9年/70.0坪) |
| 八幡新田駅 | 100万/坪 (6.1年/43.1坪) | 78.4万/坪 (13.8年/57.5坪) | 67.3万/坪 (19.9年/53.4坪) |
| 巽ケ丘駅 | 87.2万/坪 (12.3年/75.6坪) | 59.4万/坪 (23.3年/56.8坪) | 86.4万/坪 (17.0年/64.3坪) |
| 白沢駅 | 101万/坪 (0.25年/36.3坪) | 42.2万/坪 (38.3年/71.1坪) | - |
| 坂部駅 | 106万/坪 (8.3年/64.3坪) | 32.8万/坪 (36.8年/70.6坪) | - |
| 阿久比駅 | - | 73.5万/坪 (10.3年/68.1坪) | 72.7万/坪 (1.3年/31.8坪) |
| 植大駅 | 122万/坪 (-0.75年/76.4坪) | 98.2万/坪 (0.25年/43.1坪) | - |
| 半田口駅 | 87.7万/坪 (1.3年/49.9坪) | 81.4万/坪 (27.8年/58.1坪) | 104万/坪 (4.0年/57.9坪) |
| 住吉町駅 | 98.3万/坪 (0.8年/50.2坪) | - | 69.8万/坪 (13.7年/101坪) |
| 知多半田駅 | 127万/坪 (0.25年/37.8坪) | 53.9万/坪 (22.8年/48.4坪) | 62.7万/坪 (16.0年/130坪) |
| 成岩駅 | 74.0万/坪 (10.3年/53.2坪) | 48.5万/坪 (32.8年/76.8坪) | 92.6万/坪 (0.25年/39.3坪) |
| 青山駅 | 96.8万/坪 (5.1年/77.6坪) | 98.8万/坪 (7.4年/60.9坪) | 79.5万/坪 (26.3年/77.4坪) |
| 上ゲ駅 | 92.6万/坪 (11.8年/98.5坪) | 87.9万/坪 (6.6年/52.7坪) | 86.1万/坪 (2.5年/49.5坪) |
| 知多武豊駅 | 91.3万/坪 (0.25年/56.0坪) | 92.2万/坪 (18.6年/46.9坪) | 95.2万/坪 (9.3年/53.5坪) |
| 富貴駅 | 79.4万/坪 (1.8年/63.5坪) | 18.2万/坪 (31.8年/75.8坪) | 31.1万/坪 (46.3年/67.3坪) |
| 河和口駅 | - | - | - |
| 河和駅 | 68.7万/坪 (22.8年/93.8坪) | 24.0万/坪 (27.3年/190坪) | 25.6万/坪 (21.7年/56.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富貴駅 79.4 万/坪(昨年同期比 +336.2 ％)
富貴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.4万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +336.2％( +61.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.8年(昨年 31.8年から -94.5 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 75.8 坪から -16.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 51.9 坪から -41.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.8 年 → 2022年 1.8 年、-94.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.2 分 → 2022年 13.5 分、+20.3 ％と大きく増加)
坂部駅 106.2 万/坪(昨年同期比 +223.3 ％)
坂部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +223.3％( +73.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.3年(昨年 36.8年から -77.5 ％減)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 70.6 坪から -8.9 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 53.7 坪から -26.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 36.8 年 → 2022年 8.3 年、-77.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.2 分 → 2022年 17.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
高横須賀駅 59.7 万/坪(昨年同期比 -22.7 ％)
高横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -22.7％( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 16.5年から +10.4 ％増)。平均土地面積は 39.8 坪 (昨年 51.4 坪から -22.5 ％減)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 30.7 坪から +29.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 16.5 年 → 2022年 18.3 年、+10.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.4 分 → 2022年 13.0 分、+24.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 66.7 ％)
青山駅 96.8 万/坪(昨年同期比 -1.9 ％)
青山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.8万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.9％( -1.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.1年(昨年 7.4年から -31.9 ％減)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 60.9 坪から +27.5 ％増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 51.2 坪から -5.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 7.4 年 → 2022年 5.1 年、-31.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 15.2 分 → 2022年 17.2 分、+12.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示