【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄広見線 (犬山駅~善師野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.3万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +29.6%( +17.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -31.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 19.3年から -19.4 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 73.2 坪から +0.3 %増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 51.4 坪から -28.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。犬山駅、善師野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは善師野駅で昨年に比べ +30.1 %、坪単価は 46.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(善師野駅)は +30.1 %(坪単価 +10.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富岡前駅)は -18.1 %(坪単価 -11.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.3 年 → 2024年 15.6 年、-19.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.4 分 → 2024年 15.0 分、+20.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 % → 2024年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった犬山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.9万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +29.6%( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった善師野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +30.1%( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄広見線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
犬山駅 | 83.9万/坪 (15.2年/55.0坪) | 64.7万/坪 (22.7年/61.6坪) | 79.1万/坪 (16.9年/52.8坪) |
富岡前駅 | 53.5万/坪 (14.1年/182坪) | 65.4万/坪 (15.4年/77.1坪) | 36.5万/坪 (31.2年/111坪) |
善師野駅 | 46.8万/坪 (22.3年/78.7坪) | 36.0万/坪 (17.8年/98.3坪) | 31.9万/坪 (26.1年/75.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
善師野駅 46.8 万/坪(昨年同期比 +30.1 %)
善師野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +30.1%( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 17.8年から +25.4 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 98.3 坪から -20.0 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 41.6 坪から -12.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.5 分 → 2024年 14.0 分、-28.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.8 年 → 2024年 22.3 年、+25.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
富岡前駅 53.5 万/坪(昨年同期比 -18.1 %)
富岡前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -18.1%( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 15.4年から -8.2 %減)。平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 77.1 坪から +135.3 %増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 33.5 坪から +55.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.0 分 → 2024年 25.5 分、+131.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示