【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の名鉄常滑線 (神宮前駅~常滑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +0.1%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 86 件(1年前(2020年)に比べて +36.5%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.9年(昨年 7.9年から +37.3 %増)。平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 50.0 坪から +7.7 %増)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 43.0 坪から -16.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。新日鉄前駅、寺本駅、長浦駅、西ノ口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大野町駅で昨年に比べ +549.6 %、坪単価は 83.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(大野町駅、寺本駅)は +296.9 %(坪単価 +51.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大江駅、常滑駅)は -36.8 %(坪単価 -34.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 17.7 分 → 2021年 15.1 分、-14.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.2 % → 2021年 15.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.8 % → 2021年 3.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.9 年 → 2021年 10.9 年、+37.3 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 50.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.7 % → 2021年 16.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新日鉄前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +36.2%( +33.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西ノ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.9万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +33.6%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
名鉄常滑線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
神宮前駅 | 108万/坪 (13.0年/33.3坪) | - | - |
豊田本町駅 | 88.5万/坪 (28.0年/84.7坪) | 105万/坪 (1.0年/28.7坪) | 100万/坪 (11.3年/34.4坪) |
道徳駅 | 99.6万/坪 (5.0年/32.5坪) | 102万/坪 (5.8年/32.5坪) | 83.4万/坪 (7.2年/46.4坪) |
大江駅 | 64.0万/坪 (26.8年/30.3坪) | 107万/坪 (0.5年/38.7坪) | 92.3万/坪 (0.7年/37.3坪) |
大同町駅 | 90.6万/坪 (12.0年/33.3坪) | - | 45.5万/坪 (38.0年/31.8坪) |
柴田駅 | 61.3万/坪 (25.3年/41.3坪) | 54.4万/坪 (33.0年/34.0坪) | - |
名和駅 | 77.4万/坪 (15.8年/122坪) | 114万/坪 (8.0年/52.4坪) | 99.2万/坪 (0.5年/95.1坪) |
聚楽園駅 | 94.6万/坪 (6.6年/56.9坪) | 85.0万/坪 (13.0年/46.9坪) | 99.7万/坪 (15.0年/55.2坪) |
新日鉄前駅 | 125万/坪 (0.6年/48.8坪) | 92.1万/坪 (8.3年/51.8坪) | 103万/坪 (0年/34.8坪) |
太田川駅 | 99.9万/坪 (5.0年/43.5坪) | 91.1万/坪 (8.6年/37.8坪) | 92.0万/坪 (4.0年/52.3坪) |
尾張横須賀駅 | 104万/坪 (1.3年/43.9坪) | - | 111万/坪 (7.0年/60.5坪) |
寺本駅 | 108万/坪 (1.0年/34.8坪) | 75.0万/坪 (0.17年/60.9坪) | 23.3万/坪 (37.0年/31.8坪) |
朝倉駅 | 78.3万/坪 (9.5年/80.2坪) | 89.8万/坪 (4.0年/42.9坪) | 121万/坪 (0年/48.4坪) |
古見駅 | 95.4万/坪 (6.7年/42.9坪) | 89.7万/坪 (0年/48.4坪) | 84.0万/坪 (3.0年/37.1坪) |
長浦駅 | 49.9万/坪 (20.5年/60.1坪) | 36.9万/坪 (52.0年/139坪) | 44.2万/坪 (17.0年/363坪) |
日長駅 | - | 89.8万/坪 (0.5年/48.4坪) | - |
新舞子駅 | 75.5万/坪 (13.0年/53.7坪) | 87.1万/坪 (1.0年/49.7坪) | 66.6万/坪 (50.0年/68.1坪) |
大野町駅 | 83.6万/坪 (4.0年/69.9坪) | 12.9万/坪 (31.0年/75.6坪) | 88.2万/坪 (0年/78.7坪) |
西ノ口駅 | 47.9万/坪 (27.5年/56.0坪) | 35.8万/坪 (0年/43.9坪) | 90.3万/坪 (0年/47.6坪) |
蒲池駅 | - | - | - |
榎戸駅 | 77.4万/坪 (1.0年/52.2坪) | - | 77.4万/坪 (5.2年/49.9坪) |
多屋駅 | 55.1万/坪 (13.0年/48.4坪) | - | 107万/坪 (8.5年/56.0坪) |
常滑駅 | 52.5万/坪 (6.3年/58.3坪) | 79.1万/坪 (7.4年/62.6坪) | 76.2万/坪 (0.25年/51.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大野町駅 83.6 万/坪(昨年同期比 +549.6 %)
大野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.6万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +549.6%( +70.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.0年(昨年 31.0年から -87.1 %減)。平均土地面積は 69.9 坪 (昨年 75.6 坪から -7.6 %減)。平均建物面積は 29.0 坪 (昨年 93.8 坪から -69.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.0 年 → 2021年 4.0 年、-87.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 9.0 分、-70.0 %と大きく減少)
寺本駅 108.2 万/坪(昨年同期比 +44.2 %)
寺本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +44.2%( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 0.2年から +498.4 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 60.9 坪から -42.9 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 47.5 坪から -30.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.0 分 → 2021年 4.0 分、-77.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.2 年 → 2021年 1.0 年、+498.4 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
大江駅 64.0 万/坪(昨年同期比 -39.9 %)
大江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -39.9%( -42.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.8年(昨年 0.5年から +5249.1 %増)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 38.7 坪から -21.9 %減)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 36.7 坪から +4.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.5 年 → 2021年 26.8 年、+5249.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.2 分 → 2021年 13.0 分、+58.5 %と大きく増加)
常滑駅 52.5 万/坪(昨年同期比 -33.6 %)
常滑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -33.6%( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 7.4年から -14.4 %減)。平均土地面積は 58.3 坪 (昨年 62.6 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 32.7 坪から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 7.4 年 → 2021年 6.3 年、-14.4 %と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示