【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期の名鉄常滑線 (神宮前駅～常滑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.6万円/坪(26.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +31.5％( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 62 件(１年前(2018年)に比べて +8.8％( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 19.7年から -54.5 ％減)。平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 60.1 坪から -13.5 ％減)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 48.5 坪から -9.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。道徳駅、柴田駅、古見駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新日鉄前駅で昨年に比べ +269.2 ％、坪単価は 119 万円/坪となった。
上位 2 駅(新日鉄前駅、豊田本町駅)は +266.3 ％(坪単価 +80.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大江駅、神宮前駅)は -37.9 ％(坪単価 -40.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 19.7 年 → 2019年 9.0 年、-54.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.8 ％ → 2019年 46.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 ％ → 2019年 21.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新日鉄前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +269.2％( +86.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +18.4％( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄常滑線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 神宮前駅 | 61.6万/坪 (18.8年/118坪) | 80.5万/坪 (0.8年/21.2坪) | 98.3万/坪 (0年/57.5坪) |
| 豊田本町駅 | 101万/坪 (7.6年/28.1坪) | 27.8万/坪 (50.8年/49.9坪) | 102万/坪 (0.8年/39.3坪) |
| 道徳駅 | 92.6万/坪 (4.8年/31.8坪) | 56.5万/坪 (25.8年/24.2坪) | 102万/坪 (48.8年/28.7坪) |
| 大江駅 | 56.0万/坪 (22.8年/68.1坪) | 118万/坪 (0.25年/30.3坪) | 86.5万/坪 (12.4年/34.3坪) |
| 大同町駅 | - | 114万/坪 (42.8年/109坪) | - |
| 柴田駅 | 69.7万/坪 (10.8年/67.6坪) | 57.1万/坪 (31.4年/53.5坪) | 82.2万/坪 (21.8年/61.5坪) |
| 名和駅 | 76.8万/坪 (14.6年/57.2坪) | 80.8万/坪 (10.8年/42.4坪) | 56.6万/坪 (35.8年/175坪) |
| 聚楽園駅 | 117万/坪 (1.1年/52.4坪) | 115万/坪 (0.25年/45.9坪) | 101万/坪 (0.8年/40.8坪) |
| 新日鉄前駅 | 119万/坪 (0.5年/39.3坪) | 32.3万/坪 (0年/31.8坪) | 104万/坪 (3.2年/46.9坪) |
| 太田川駅 | 106万/坪 (0.25年/38.6坪) | 101万/坪 (3.8年/47.9坪) | 93.2万/坪 (0.6年/41.8坪) |
| 尾張横須賀駅 | 124万/坪 (0.25年/50.7坪) | - | - |
| 寺本駅 | 118万/坪 (11.8年/44.4坪) | 129万/坪 (-0.25年/39.3坪) | 129万/坪 (14.8年/142坪) |
| 朝倉駅 | 104万/坪 (0.4年/43.1坪) | 102万/坪 (0.8年/30.3坪) | 108万/坪 (6.3年/47.4坪) |
| 古見駅 | 78.0万/坪 (4.8年/49.9坪) | 57.5万/坪 (20.1年/44.9坪) | 75.6万/坪 (0.8年/54.5坪) |
| 長浦駅 | - | 68.9万/坪 (7.8年/52.9坪) | 52.7万/坪 (17.8年/49.9坪) |
| 日長駅 | - | 12.5万/坪 (0年/174坪) | 11.7万/坪 (49.8年/42.4坪) |
| 新舞子駅 | 59.9万/坪 (14.8年/45.4坪) | 73.5万/坪 (22.8年/106坪) | 95.0万/坪 (1.3年/45.4坪) |
| 大野町駅 | 40.6万/坪 (39.4年/113坪) | 34.3万/坪 (23.3年/89.2坪) | 34.0万/坪 (28.8年/205坪) |
| 西ノ口駅 | 90.9万/坪 (6.8年/57.5坪) | - | 68.0万/坪 (0.25年/52.2坪) |
| 蒲池駅 | - | - | - |
| 榎戸駅 | 42.1万/坪 (-0.25年/48.4坪) | 46.7万/坪 (9.8年/52.2坪) | 67.4万/坪 (4.6年/96.3坪) |
| 多屋駅 | - | 62.8万/坪 (0.4年/52.2坪) | 69.9万/坪 (21.8年/202坪) |
| 常滑駅 | 56.7万/坪 (11.8年/50.1坪) | 48.4万/坪 (42.8年/95.5坪) | 61.8万/坪 (8.3年/81.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新日鉄前駅 119.2 万/坪(昨年同期比 +269.2 ％)
新日鉄前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +269.2％( +86.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 31.8 坪から +23.8 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 25.7 坪から +23.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.0 分 → 2019年 19.8 分、+295.0 ％と大きく増加)
豊田本町駅 101.2 万/坪(昨年同期比 +263.5 ％)
豊田本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +263.5％( +73.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.6年(昨年 50.8年から -85.0 ％減)。平均土地面積は 28.1 坪 (昨年 49.9 坪から -43.7 ％減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 57.5 坪から -48.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 50.8 年 → 2019年 7.6 年、-85.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.0 分 → 2019年 5.3 分、-33.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 14.3 ％)
大江駅 56.0 万/坪(昨年同期比 -52.4 ％)
大江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.0万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -52.4％( -61.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.8年(昨年 0.3年から +8883.8 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 30.3 坪から +125.0 ％増)。平均建物面積は 100.6 坪 (昨年 31.0 坪から +224.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 10.5 分 → 2019年 9.0 分、-14.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.3 年 → 2019年 22.8 年、+8883.8 ％と大きく増加)
神宮前駅 61.6 万/坪(昨年同期比 -23.4 ％)
神宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -23.4％( -18.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.8年(昨年 0.8年から +2390.5 ％増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 21.2 坪から +457.1 ％増)。平均建物面積は 178.5 坪 (昨年 34.8 坪から +413.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.0 分 → 2019年 4.0 分、-63.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.8 年 → 2019年 18.8 年、+2390.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示