【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の名鉄尾西線 (弥富駅～玉ノ井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.9万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -6.2％( -3.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 76 件(１年前(2020年)に比べて -8.4％( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 11.8年から +49.7 ％増)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 78.1 坪から +6.0 ％増)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 46.2 坪から -7.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。二子駅、開明駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは二子駅で昨年に比べ +49.0 ％、坪単価は 94.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(二子駅、開明駅)は +48.3 ％(坪単価 +27.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六輪駅、佐屋駅)は -65.0 ％(坪単価 -55.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 ％ → 2021年 4.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 ％ → 2021年 1.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.8 年 → 2021年 17.7 年、+49.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 52.5 ％ → 2021年 34.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +49.0％( +30.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六輪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -77.5％( -57.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄尾西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥富駅 | 48.8万/坪 (18.8年/49.2坪) | 52.2万/坪 (21.1年/71.6坪) | 52.2万/坪 (0.8年/45.4坪) |
| 五ノ三駅 | - | - | 93.9万/坪 (0.25年/46.1坪) |
| 佐屋駅 | 48.8万/坪 (30.1年/58.0坪) | 103万/坪 (0.4年/64.5坪) | 64.5万/坪 (14.4年/86.2坪) |
| 日比野駅 | 76.8万/坪 (13.3年/57.1坪) | 82.2万/坪 (2.9年/71.9坪) | 82.2万/坪 (22.7年/81.2坪) |
| 津島駅 | 61.3万/坪 (11.0年/50.1坪) | 70.9万/坪 (9.9年/72.6坪) | 28.4万/坪 (28.3年/43.2坪) |
| 町方駅 | 56.0万/坪 (16.8年/80.2坪) | 75.1万/坪 (0.8年/52.9坪) | - |
| 六輪駅 | 16.7万/坪 (34.8年/81.7坪) | 74.0万/坪 (25.3年/94.5坪) | 47.0万/坪 (17.8年/59.0坪) |
| 渕高駅 | 52.2万/坪 (16.5年/57.3坪) | 71.7万/坪 (0.09年/60.5坪) | 31.8万/坪 (29.8年/221坪) |
| 丸渕駅 | 46.0万/坪 (23.8年/104坪) | 39.7万/坪 (29.8年/43.9坪) | 11.9万/坪 (28.8年/43.9坪) |
| 上丸渕駅 | 60.0万/坪 (12.3年/55.2坪) | 51.2万/坪 (13.3年/81.7坪) | - |
| 森上駅 | 39.5万/坪 (21.4年/219坪) | 41.1万/坪 (18.9年/64.9坪) | 53.3万/坪 (14.1年/67.6坪) |
| 山崎駅 | - | 64.2万/坪 (11.8年/76.4坪) | 17.9万/坪 (0年/90.8坪) |
| 玉野駅 | 22.6万/坪 (36.8年/89.2坪) | - | 39.1万/坪 (22.8年/60.5坪) |
| 萩原駅 | 31.7万/坪 (32.4年/131坪) | 50.5万/坪 (8.3年/158坪) | 53.3万/坪 (13.3年/52.2坪) |
| 二子駅 | 94.0万/坪 (8.8年/36.3坪) | 63.1万/坪 (10.6年/96.8坪) | 49.1万/坪 (9.3年/50.7坪) |
| 苅安賀駅 | 147万/坪 (-0.25年/69.6坪) | - | - |
| 観音寺駅 | - | 90.9万/坪 (9.0年/45.4坪) | 99.2万/坪 (-0.25年/37.8坪) |
| 名鉄一宮駅 | 65.4万/坪 (8.3年/40.1坪) | - | - |
| 西一宮駅 | - | 29.4万/坪 (52.8年/39.3坪) | 82.6万/坪 (0.8年/45.4坪) |
| 開明駅 | 76.3万/坪 (8.8年/59.0坪) | 51.7万/坪 (22.0年/52.6坪) | 84.0万/坪 (0.8年/79.7坪) |
| 奥町駅 | 74.4万/坪 (19.4年/131坪) | 62.4万/坪 (12.3年/103坪) | 68.3万/坪 (13.3年/66.9坪) |
| 玉ノ井駅 | - | 52.6万/坪 (7.1年/53.4坪) | 72.8万/坪 (0.6年/75.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二子駅 94.0 万/坪(昨年同期比 +49.0 ％)
二子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +49.0％( +30.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.8年(昨年 10.6年から -17.3 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 96.8 坪から -62.5 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 45.4 坪から -36.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 10.6 年 → 2021年 8.8 年、-17.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.2 分 → 2021年 7.0 分、-63.5 ％と大きく減少)
開明駅 76.3 万/坪(昨年同期比 +47.7 ％)
開明駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.3万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +47.7％( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.8年(昨年 22.0年から -60.1 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 52.6 坪から +12.1 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 37.8 坪から +4.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.0 年 → 2021年 8.8 年、-60.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.8 分 → 2021年 20.0 分、+156.4 ％と大きく増加)
六輪駅 16.7 万/坪(昨年同期比 -77.5 ％)
六輪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -77.5％( -57.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 25.3年から +37.6 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 94.5 坪から -13.6 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 34.0 坪から +11.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.3 年 → 2021年 34.8 年、+37.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.0 分 → 2021年 26.0 分、+52.9 ％と大きく増加)
佐屋駅 48.8 万/坪(昨年同期比 -52.5 ％)
佐屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -52.5％( -54.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.1年(昨年 0.4年から +7067.0 ％増)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 64.5 坪から -10.2 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 26.7 坪から +5.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.4 年 → 2021年 30.1 年、+7067.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 17.0 分、+70.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示