【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の名鉄小牧線 (上飯田駅～犬山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +9.1％( +7.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 90 件(１年前(2021年)に比べて -13.5％( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 13.7年から +8.3 ％増)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 60.8 坪から +9.0 ％増)。平均建物面積は 43.8 坪 (昨年 40.7 坪から +7.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。味鋺駅、小牧原駅、田県神社前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは味岡駅で昨年に比べ +127.8 ％、坪単価は 145 万円/坪となった。
上位 2 駅(味岡駅、田県神社前駅)は +103.7 ％(坪単価 +65.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(楽田駅、間内駅)は -36.2 ％(坪単価 -27.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 ％ → 2022年 5.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.0 ％ → 2022年 11.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 17.9 分 → 2022年 20.3 分、+13.3 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 ％ → 2022年 42.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.9 ％ → 2022年 4.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった味岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(44.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +127.8％( +81.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった楽田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -42.4％( -32.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄小牧線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 103万/坪 (19.5年/150坪) | 104万/坪 (5.7年/36.3坪) | 116万/坪 (1.3年/35.5坪) |
| 味鋺駅 | 101万/坪 (4.1年/38.0坪) | 79.0万/坪 (14.3年/44.4坪) | 70.2万/坪 (16.0年/45.4坪) |
| 味美駅 | 87.3万/坪 (17.5年/50.2坪) | 87.3万/坪 (20.5年/38.5坪) | 85.6万/坪 (9.6年/58.4坪) |
| 春日井駅 | 96.6万/坪 (13.4年/57.2坪) | 99.3万/坪 (14.1年/74.3坪) | 102万/坪 (5.4年/64.9坪) |
| 牛山駅 | 81.2万/坪 (10.0年/103坪) | - | 70.6万/坪 (10.9年/82.9坪) |
| 間内駅 | 49.5万/坪 (21.2年/40.8坪) | 70.8万/坪 (14.9年/98.1坪) | 87.2万/坪 (9.0年/78.4坪) |
| 小牧口駅 | 97.6万/坪 (4.7年/179坪) | 105万/坪 (3.3年/46.5坪) | 89.1万/坪 (7.9年/41.4坪) |
| 小牧駅 | 103万/坪 (4.0年/66.6坪) | 99.8万/坪 (8.8年/42.4坪) | 83.5万/坪 (15.0年/57.7坪) |
| 小牧原駅 | 63.4万/坪 (36.5年/64.3坪) | 49.1万/坪 (33.3年/75.1坪) | 68.8万/坪 (16.7年/83.9坪) |
| 味岡駅 | 145万/坪 (23.2年/64.3坪) | 63.8万/坪 (13.1年/55.2坪) | 84.6万/坪 (2.8年/49.0坪) |
| 田県神社前駅 | 111万/坪 (3.2年/40.8坪) | 61.7万/坪 (19.5年/53.5坪) | 75.8万/坪 (10.6年/65.6坪) |
| 楽田駅 | 44.8万/坪 (29.9年/128坪) | 77.7万/坪 (5.2年/69.1坪) | 20.5万/坪 (47.5年/49.9坪) |
| 羽黒駅 | 78.0万/坪 (11.8年/48.4坪) | 71.1万/坪 (5.2年/66.0坪) | 52.9万/坪 (19.4年/63.0坪) |
| 犬山駅 | 80.9万/坪 (28.0年/49.9坪) | 77.9万/坪 (23.5年/84.7坪) | 65.0万/坪 (8.2年/50.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
味岡駅 145.4 万/坪(昨年同期比 +127.8 ％)
味岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(44.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +127.8％( +81.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 13.1年から +77.2 ％増)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 55.2 坪から +16.4 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 36.1 坪から -28.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 26.1 分 → 2022年 22.5 分、-13.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.1 年 → 2022年 23.2 年、+77.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 33.3 ％)
田県神社前駅 110.8 万/坪(昨年同期比 +79.7 ％)
田県神社前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +79.7％( +49.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.2年(昨年 19.5年から -83.7 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 53.5 坪から -23.7 ％減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 30.3 坪から +3.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.5 年 → 2022年 3.2 年、-83.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.2 分 → 2022年 6.3 分、-70.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
楽田駅 44.8 万/坪(昨年同期比 -42.4 ％)
楽田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -42.4％( -32.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 5.2年から +477.1 ％増)。平均土地面積は 128.1 坪 (昨年 69.1 坪から +85.4 ％増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 39.8 坪から +158.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.2 年 → 2022年 29.9 年、+477.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.3 分 → 2022年 18.3 分、+150.0 ％と大きく増加)
間内駅 49.5 万/坪(昨年同期比 -30.1 ％)
間内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.5万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -30.1％( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 14.9年から +42.0 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 98.1 坪から -58.4 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 39.3 坪から -30.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.9 年 → 2022年 21.2 年、+42.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示