【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期の愛知環状鉄道線 (岡崎駅～高蔵寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.7万円/坪(30.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +4.3％( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 66 件(１年前(2018年)に比べて -32.0％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.9年(昨年 7.6年から +44.8 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 61.2 坪から +18.7 ％増)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 41.4 坪から +15.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。瀬戸口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは山口駅で昨年に比べ +140.3 ％、坪単価は 97.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(山口駅、瀬戸口駅)は +88.5 ％(坪単価 +40.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(永覚駅、八草駅)は -14.8 ％(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 31.1 分 → 2019年 23.6 分、-24.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.6 ％ → 2019年 4.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 7.6 年 → 2019年 10.9 年、+44.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 ％ → 2019年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 68.9 ％ → 2019年 54.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった永覚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -22.1％( -35.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高蔵寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.5万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -3.9％( -2.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -54.5％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 愛知環状鉄道線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡崎駅 | 99.7万/坪 (13.3年/67.7坪) | 100万/坪 (5.9年/56.2坪) | 98.2万/坪 (9.7年/71.7坪) |
| 六名駅 | - | - | - |
| 中岡崎駅 | - | - | - |
| 北岡崎駅 | - | - | - |
| 大門駅 | - | - | - |
| 北野桝塚駅 | - | - | 161万/坪 (0年/46.9坪) |
| 三河上郷駅 | 59.8万/坪 (14.3年/61.0坪) | - | 34.4万/坪 (62.0年/75.6坪) |
| 永覚駅 | 125万/坪 (0年/55.2坪) | 161万/坪 (0年/72.6坪) | 103万/坪 (4.5年/162坪) |
| 末野原駅 | 108万/坪 (16.5年/81.3坪) | 111万/坪 (0.5年/52.2坪) | 118万/坪 (10.0年/72.6坪) |
| 三河豊田駅 | 106万/坪 (8.4年/79.6坪) | 112万/坪 (0.5年/51.7坪) | 109万/坪 (11.3年/47.4坪) |
| 新上挙母駅 | - | 62.0万/坪 (36.0年/48.4坪) | - |
| 新豊田駅 | 120万/坪 (4.3年/48.9坪) | 117万/坪 (3.2年/70.1坪) | 105万/坪 (5.8年/60.8坪) |
| 愛環梅坪駅 | 151万/坪 (1.0年/52.2坪) | - | - |
| 四郷駅 | 104万/坪 (6.0年/75.9坪) | 104万/坪 (7.6年/71.1坪) | 112万/坪 (0.3年/50.9坪) |
| 貝津駅 | - | - | - |
| 保見駅 | 148万/坪 (1.0年/56.0坪) | - | - |
| 篠原駅 | - | - | - |
| 八草駅 | 115万/坪 (1.0年/63.5坪) | 124万/坪 (0年/81.7坪) | 128万/坪 (0年/62.0坪) |
| 山口駅 | 97.5万/坪 (0.5年/49.9坪) | 40.6万/坪 (22.0年/41.6坪) | 63.8万/坪 (11.7年/48.4坪) |
| 瀬戸口駅 | 89.0万/坪 (16.3年/42.4坪) | 65.1万/坪 (14.5年/76.4坪) | 86.1万/坪 (3.2年/45.4坪) |
| 瀬戸市駅 | - | - | - |
| 中水野駅 | - | 58.8万/坪 (20.0年/57.5坪) | 74.6万/坪 (8.4年/76.2坪) |
| 高蔵寺駅 | 71.5万/坪 (16.2年/108坪) | 74.4万/坪 (12.5年/60.2坪) | 81.1万/坪 (10.7年/66.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山口駅 97.5 万/坪(昨年同期比 +140.3 ％)
山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.5万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +140.3％( +56.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 22.0年から -97.7 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 41.6 坪から +20.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 25.0 坪から +21.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 22.0 年 → 2019年 0.5 年、-97.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 21.0 分 → 2019年 14.5 分、-31.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
瀬戸口駅 89.0 万/坪(昨年同期比 +36.7 ％)
瀬戸口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.0万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +36.7％( +23.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 14.5年から +12.7 ％増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 76.4 坪から -44.6 ％減)。平均建物面積は 65.5 坪 (昨年 30.6 坪から +114.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 14.5 年 → 2019年 16.3 年、+12.7 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.2 分 → 2019年 13.0 分、+57.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
永覚駅 125.4 万/坪(昨年同期比 -22.1 ％)
永覚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -22.1％( -35.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 72.6 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 34.8 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 15.5 分、-48.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
八草駅 115.0 万/坪(昨年同期比 -7.5 ％)
八草駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -7.5％( -9.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 81.7 坪から -22.2 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.8 坪から -8.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.0 分 → 2019年 16.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示