この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の名古屋ガイドウェイバス (大曽根駅~小幡緑地駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -26.6%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 14.1年から +91.2 %増)。平均土地面積は 44.0 坪 (昨年 49.4 坪から -10.9 %減)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 89.6 坪から -61.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。砂田橋駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは小幡緑地駅で昨年に比べ -47.4 %、坪単価は 57.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(ナゴヤドーム前矢田駅、砂田橋駅)は +0.6 %(坪単価 -0.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小幡緑地駅、白沢渓谷駅)は -43.9 %(坪単価 -51.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.1 年 → 2024年 26.9 年、+91.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.6 % → 2024年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.6 % → 2024年 7.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった砂田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.3%( -4.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.6万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.7%( -34.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋ガイドウェイバス | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大曽根駅 | 79.4万/坪 (38.2年/36.3坪) | 108万/坪 (16.8年/58.5坪) | 100万/坪 (26.7年/77.5坪) |
ナゴヤドーム前矢田駅 | 100万/坪 (7.8年/27.2坪) | 95.9万/坪 (21.5年/54.5坪) | 93.4万/坪 (25.1年/55.5坪) |
砂田橋駅 | 138万/坪 (24.3年/34.8坪) | 142万/坪 (2.8年/26.7坪) | 128万/坪 (14.6年/35.3坪) |
守山駅 | 83.2万/坪 (34.0年/57.5坪) | - | - |
金屋駅 | 48.7万/坪 (31.0年/31.8坪) | - | - |
川宮駅 | - | 83.4万/坪 (12.3年/40.8坪) | - |
川村駅 | 54.6万/坪 (47.3年/75.6坪) | 89.2万/坪 (8.1年/33.3坪) | - |
白沢渓谷駅 | 74.4万/坪 (9.1年/45.4坪) | 125万/坪 (9.0年/27.2坪) | 95.2万/坪 (14.3年/62.0坪) |
小幡緑地駅 | 57.8万/坪 (27.0年/62.8坪) | 110万/坪 (5.5年/40.1坪) | 79.3万/坪 (20.6年/59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
ナゴヤドーム前矢田駅 100.1 万/坪(昨年同期比 +4.4 %)
ナゴヤドーム前矢田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.4%( +4.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.8年(昨年 21.5年から -63.9 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 54.5 坪から -50.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 170.2 坪から -83.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.5 年 → 2024年 7.8 年、-63.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.8 分 → 2024年 11.0 分、+40.4 %と大きく増加)
砂田橋駅 137.5 万/坪(昨年同期比 -3.3 %)
砂田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.3%( -4.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 2.8年から +755.6 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 26.7 坪から +30.2 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 29.7 坪から +27.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 2.8 年 → 2024年 24.3 年、+755.6 %と大きく増加)
小幡緑地駅 57.8 万/坪(昨年同期比 -47.4 %)
小幡緑地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -47.4%( -52.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.0年(昨年 5.5年から +390.6 %増)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 40.1 坪から +56.6 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.0 坪から +7.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 5.5 年 → 2024年 27.0 年、+390.6 %と大きく増加)
白沢渓谷駅 74.4 万/坪(昨年同期比 -40.4 %)
白沢渓谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -40.4%( -50.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.1年(昨年 9.0年から +1.4 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 27.2 坪から +66.7 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 27.2 坪から +11.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 10.0 分、+100.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示