【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR予讃支線 (向井原駅~伊予大洲駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -43.2%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 36.9年から +11.9 %増)。平均土地面積は 91.7 坪 (昨年 62.7 坪から +46.4 %増)。平均建物面積は 66.9 坪 (昨年 32.3 坪から +107.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。伊予大洲駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊予大洲駅で昨年に比べ +12.8 %、坪単価は 27.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(伊予大洲駅)は +12.8 %(坪単価 +3.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(内子駅)は -77.4 %(坪単価 -31.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 36.9 年 → 2023年 41.3 年、+11.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.1 分 → 2023年 32.1 分、+144.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 44.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -28.5%( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった内子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -77.4%( -31.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR予讃支線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
向井原駅 | - | - | - |
伊予大平駅 | - | - | - |
伊予中山駅 | - | 5.5万/坪 (54.8年/34.8坪) | - |
伊予立川駅 | - | - | - |
内子駅 | 9.3万/坪 (37.4年/62.0坪) | 41.1万/坪 (43.3年/66.6坪) | 11.4万/坪 (35.4年/55.0坪) |
新谷駅 | 30.5万/坪 (47.8年/66.6坪) | 42.7万/坪 (19.3年/76.1坪) | - |
伊予大洲駅 | 27.5万/坪 (45.8年/143坪) | 24.4万/坪 (41.8年/42.4坪) | 104万/坪 (2.8年/95.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊予大洲駅 27.5 万/坪(昨年同期比 +12.8 %)
伊予大洲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +12.8%( +3.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 41.8年から +9.6 %増)。平均土地面積は 142.6 坪 (昨年 42.4 坪から +236.6 %増)。平均建物面積は 84.3 坪 (昨年 28.7 坪から +193.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 14.5 分、+141.7 %と大きく増加)
内子駅 9.3 万/坪(昨年同期比 -77.4 %)
内子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -77.4%( -31.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 43.3年から -13.6 %減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 66.6 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 58.4 坪 (昨年 35.5 坪から +64.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 43.3 年 → 2023年 37.4 年、-13.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 24.0 分 → 2023年 44.2 分、+84.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示