【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅~松山市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.7万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +17.8%( +8.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +55.0%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 32.4年から -22.5 %減)。平均土地面積は 67.4 坪 (昨年 51.2 坪から +31.6 %増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 41.2 坪から +27.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。三津駅、衣山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三津駅で昨年に比べ +62.1 %、坪単価は 33.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(三津駅)は +62.1 %(坪単価 +12.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(高浜駅)は -45.5 %(坪単価 -18.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.4 年 → 2021年 25.1 年、-22.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.0 % → 2021年 26.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.0 % → 2021年 26.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.3 分 → 2021年 12.9 分、+14.2 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 13.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった衣山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.3%( +22.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.5%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
伊予鉄高浜線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高浜駅 | 22.0万/坪 (33.8年/52.9坪) | 40.4万/坪 (30.8年/69.6坪) | - |
梅津寺駅 | 78.1万/坪 (17.8年/40.8坪) | - | - |
港山駅 | - | 67.8万/坪 (7.3年/46.9坪) | - |
三津駅 | 33.4万/坪 (42.8年/69.0坪) | 20.6万/坪 (42.0年/65.3坪) | 17.8万/坪 (39.8年/43.9坪) |
山西駅 | 59.0万/坪 (19.6年/71.3坪) | 78.4万/坪 (15.8年/49.4坪) | 69.8万/坪 (21.8年/46.3坪) |
西衣山駅 | 75.8万/坪 (11.4年/48.1坪) | - | - |
衣山駅 | 81.3万/坪 (49.8年/150坪) | 58.8万/坪 (34.3年/47.9坪) | 55.1万/坪 (34.1年/53.3坪) |
古町駅 | 19.1万/坪 (38.8年/30.3坪) | - | - |
大手町駅 | 28.5万/坪 (32.8年/42.4坪) | - | 36.1万/坪 (35.3年/83.2坪) |
松山市駅 | 51.1万/坪 (27.8年/55.2坪) | 45.3万/坪 (41.8年/38.1坪) | 58.8万/坪 (40.8年/39.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三津駅 33.4 万/坪(昨年同期比 +62.1 %)
三津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +62.1%( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.8年(昨年 42.0年から +1.9 %増)。平均土地面積は 69.0 坪 (昨年 65.3 坪から +5.6 %増)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 35.4 坪から +5.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.2 分 → 2021年 9.6 分、+17.1 %と増加)
高浜駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -45.5 %)
高浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.5%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.8年(昨年 30.8年から +9.7 %増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 69.6 坪から -23.9 %減)。平均建物面積は 90.8 坪 (昨年 54.5 坪から +66.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示