【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の伊予鉄高浜線 (高浜駅～松山市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.1万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +100.4％( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.1年(昨年 38.1年から -49.9 ％減)。平均土地面積は 98.9 坪 (昨年 96.0 坪から +3.0 ％増)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 123.8 坪から -61.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。山西駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは衣山駅で昨年に比べ +224.5 ％、坪単価は 86.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(衣山駅)は +224.5 ％(坪単価 +60.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(松山市駅)は -9.9 ％(坪単価 -6.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 38.1 年 → 2019年 19.1 年、-49.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 54.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.8 ％ → 2019年 15.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった衣山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.8万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +224.5％( +60.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.7％( +4.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄高浜線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高浜駅 | - | 15.3万/坪 (13.3年/226坪) | 35.1万/坪 (26.3年/186坪) |
| 梅津寺駅 | - | - | 42.9万/坪 (14.3年/87.7坪) |
| 港山駅 | 35.6万/坪 (20.3年/31.8坪) | 37.8万/坪 (50.3年/78.7坪) | - |
| 三津駅 | 69.4万/坪 (19.5年/58.6坪) | 29.5万/坪 (40.3年/36.3坪) | 40.8万/坪 (3.3年/81.2坪) |
| 山西駅 | 33.9万/坪 (27.3年/191坪) | 29.6万/坪 (48.3年/41.6坪) | 44.5万/坪 (28.9年/53.9坪) |
| 西衣山駅 | 42.1万/坪 (24.3年/43.9坪) | - | 41.3万/坪 (19.3年/39.3坪) |
| 衣山駅 | 86.8万/坪 (16.9年/150坪) | 26.8万/坪 (24.3年/81.7坪) | 33.3万/坪 (35.3年/95.3坪) |
| 古町駅 | - | 34.4万/坪 (32.8年/83.9坪) | 13.7万/坪 (40.3年/45.4坪) |
| 大手町駅 | - | 41.6万/坪 (41.3年/45.4坪) | 14.2万/坪 (46.3年/121坪) |
| 松山市駅 | 61.2万/坪 (9.3年/36.3坪) | 68.0万/坪 (56.3年/178坪) | 36.5万/坪 (0年/12.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
衣山駅 86.8 万/坪(昨年同期比 +224.5 ％)
衣山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.8万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +224.5％( +60.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 24.3年から -30.2 ％減)。平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 81.7 坪から +83.3 ％増)。平均建物面積は 72.9 坪 (昨年 63.5 坪から +14.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 24.3 年 → 2019年 16.9 年、-30.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.0 分 → 2019年 12.6 分、+26.0 ％と大きく増加)
松山市駅 61.2 万/坪(昨年同期比 -9.9 ％)
松山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -9.9％( -6.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 9.3年(昨年 56.3年から -83.6 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 178.5 坪から -79.7 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 544.5 坪から -92.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 56.3 年 → 2019年 9.3 年、-83.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 6.0 分 → 2019年 7.0 分、+16.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示