【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の伊予鉄城南線 (道後温泉駅～南堀端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +84.5％( +52.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 78 件(１年前(2021年)に比べて +11.4％( +8件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 25.1年から +3.6 ％増)。平均土地面積は 58.7 坪 (昨年 61.1 坪から -4.0 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 45.1 坪から +4.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。南町駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南町駅で昨年に比べ +7.7 ％、坪単価は 70.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(南町駅、道後公園駅)は +5.7 ％(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大街道駅、勝山町駅)は -23.5 ％(坪単価 -13.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 ％ → 2022年 10.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.5 ％ → 2022年 25.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 20.4 分 → 2022年 23.1 分、+13.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.1 ％ → 2022年 41.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった道後公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.7％( +3.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勝山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -21.4％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -18.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
| 伊予鉄城南線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 道後温泉駅 | 52.2万/坪 (24.6年/57.7坪) | 59.1万/坪 (22.2年/49.1坪) | 65.2万/坪 (20.7年/86.2坪) |
| 道後公園駅 | 86.3万/坪 (16.8年/50.3坪) | 83.2万/坪 (23.9年/83.2坪) | 71.4万/坪 (20.6年/67.5坪) |
| 南町駅 | 70.7万/坪 (25.2年/39.3坪) | 65.6万/坪 (35.0年/77.9坪) | 76.4万/坪 (17.9年/56.8坪) |
| 上一万駅 | 47.8万/坪 (24.6年/57.7坪) | 58.0万/坪 (35.4年/61.3坪) | 18.3万/坪 (43.1年/72.6坪) |
| 警察署前駅 | 212万/坪 (27.0年/118坪) | - | 17.9万/坪 (35.0年/33.3坪) |
| 勝山町駅 | 42.2万/坪 (36.2年/59.6坪) | 53.7万/坪 (22.8年/56.0坪) | 36.6万/坪 (29.2年/56.6坪) |
| 大街道駅 | 45.7万/坪 (44.8年/79.0坪) | 61.4万/坪 (41.4年/49.9坪) | 60.8万/坪 (36.7年/30.3坪) |
| 県庁前駅 | - | - | 107万/坪 (39.3年/57.5坪) |
| 市役所前駅 | - | - | - |
| 南堀端駅 | 3,967万/坪 (59.5年/118坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南町駅 70.7 万/坪(昨年同期比 +7.7 ％)
南町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.7万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +7.7％( +5.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 35.0年から -28.0 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 77.9 坪から -49.5 ％減)。平均建物面積は 27.8 坪 (昨年 51.7 坪から -46.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 35.0 年 → 2022年 25.2 年、-28.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 18.2 分、+73.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
道後公園駅 86.3 万/坪(昨年同期比 +3.7 ％)
道後公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.7％( +3.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 23.9年から -29.5 ％減)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 83.2 坪から -39.5 ％減)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 54.9 坪から -41.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 23.9 年 → 2022年 16.8 年、-29.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.5 ％ → 2022年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.4 ％ → 2022年 45.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 19.1 分 → 2022年 23.6 分、+23.8 ％と大きく増加)
大街道駅 45.7 万/坪(昨年同期比 -25.6 ％)
大街道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.7万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -25.6％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.8年(昨年 41.4年から +8.2 ％増)。平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 49.9 坪から +58.3 ％増)。平均建物面積は 116.9 坪 (昨年 177.0 坪から -33.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 37.5 ％)
勝山町駅 42.2 万/坪(昨年同期比 -21.4 ％)
勝山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -21.4％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -18.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 36.2年(昨年 22.8年から +59.1 ％増)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 56.0 坪から +6.4 ％増)。平均建物面積は 69.4 坪 (昨年 39.5 坪から +75.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.7 分 → 2022年 9.6 分、-38.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.8 年 → 2022年 36.2 年、+59.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示