【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の伊予鉄城南線 (道後温泉駅～南堀端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +5.4％( +3.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 70 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 24.6年から +2.1 ％増)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 67.7 坪から -9.6 ％減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 56.6 坪から -20.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。勝山町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上一万駅で昨年に比べ +217.6 ％、坪単価は 58.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(上一万駅、勝山町駅)は +132.2 ％(坪単価 +28.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南町駅、道後温泉駅)は -11.7 ％(坪単価 -8.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 22.8 分 → 2021年 20.4 分、-10.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.8 ％ → 2021年 24.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.0 ％ → 2021年 5.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.4 ％ → 2021年 34.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 4.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった道後公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.2万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +16.5％( +11.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +15.4％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勝山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +46.9％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 伊予鉄城南線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 道後温泉駅 | 59.1万/坪 (22.2年/49.1坪) | 65.2万/坪 (20.7年/86.2坪) | 56.8万/坪 (28.9年/109坪) |
| 道後公園駅 | 83.2万/坪 (23.9年/83.2坪) | 71.4万/坪 (20.6年/67.5坪) | 71.1万/坪 (20.2年/54.1坪) |
| 南町駅 | 65.6万/坪 (35.0年/77.9坪) | 76.4万/坪 (17.9年/56.8坪) | 79.3万/坪 (38.4年/166坪) |
| 上一万駅 | 58.0万/坪 (35.4年/61.3坪) | 18.3万/坪 (43.1年/72.6坪) | 76.8万/坪 (11.8年/58.1坪) |
| 警察署前駅 | - | 17.9万/坪 (35.0年/33.3坪) | 94.8万/坪 (11.5年/68.1坪) |
| 勝山町駅 | 53.7万/坪 (22.8年/56.0坪) | 36.6万/坪 (29.2年/56.6坪) | 61.3万/坪 (31.4年/48.9坪) |
| 大街道駅 | 61.4万/坪 (41.4年/49.9坪) | 60.8万/坪 (36.7年/30.3坪) | 27.5万/坪 (50.8年/36.3坪) |
| 県庁前駅 | - | 107万/坪 (39.3年/57.5坪) | 114万/坪 (38.3年/57.5坪) |
| 市役所前駅 | - | - | - |
| 南堀端駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上一万駅 58.0 万/坪(昨年同期比 +217.6 ％)
上一万駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +217.6％( +39.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 43.1年から -17.9 ％減)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 72.6 坪から -15.6 ％減)。平均建物面積は 61.6 坪 (昨年 37.3 坪から +65.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 43.1 年 → 2021年 35.4 年、-17.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 28.0 分 → 2021年 15.8 分、-43.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 50.0 ％)
勝山町駅 53.7 万/坪(昨年同期比 +46.9 ％)
勝山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +46.9％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 29.2年から -21.9 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 56.6 坪から -1.1 ％減)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 29.3 坪から +34.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.2 年 → 2021年 22.8 年、-21.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 ％ → 2021年 23.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 15.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.9 分 → 2021年 15.7 分、+43.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 ％ → 2021年 30.8 ％)
南町駅 65.6 万/坪(昨年同期比 -14.1 ％)
南町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.6万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -14.1％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 17.9年から +95.8 ％増)。平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 56.8 坪から +37.1 ％増)。平均建物面積は 51.7 坪 (昨年 56.2 坪から -8.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.4 分 → 2021年 10.5 分、-48.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.9 年 → 2021年 35.0 年、+95.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 ％ → 2021年 33.3 ％)
道後温泉駅 59.1 万/坪(昨年同期比 -9.3 ％)
道後温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.3％( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 27 件(１年前(2020年)に比べて +58.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 20.7年から +7.5 ％増)。平均土地面積は 49.1 坪 (昨年 86.2 坪から -43.1 ％減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 54.3 坪から -45.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 37.7 分 → 2021年 27.9 分、-26.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 ％ → 2021年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示