【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の伊予鉄城南線 (道後温泉駅~南堀端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -12.1%( -8.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2019年)に比べて +5.7%( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 25.7年から -4.6 %減)。平均土地面積は 67.7 坪 (昨年 74.6 坪から -9.3 %減)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 56.8 坪から -0.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。道後温泉駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大街道駅で昨年に比べ +120.6 %、坪単価は 60.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(大街道駅、道後温泉駅)は +67.7 %(坪単価 +20.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(警察署前駅、上一万駅)は -78.7 %(坪単価 -67.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.3 % → 2020年 14.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.9 % → 2020年 18.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.7 % → 2020年 3.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった県庁前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -5.6%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった警察署前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -81.1%( -76.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄城南線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
道後温泉駅 | 65.2万/坪 (20.7年/86.2坪) | 56.8万/坪 (28.9年/109坪) | 55.7万/坪 (21.4年/77.0坪) |
道後公園駅 | 71.4万/坪 (20.6年/67.5坪) | 71.1万/坪 (20.2年/54.1坪) | 65.8万/坪 (22.1年/108坪) |
南町駅 | 76.4万/坪 (17.9年/56.8坪) | 79.3万/坪 (38.4年/166坪) | 94.8万/坪 (26.6年/45.4坪) |
上一万駅 | 18.3万/坪 (43.1年/72.6坪) | 76.8万/坪 (11.8年/58.1坪) | 59.8万/坪 (18.5年/66.2坪) |
警察署前駅 | 17.9万/坪 (35.0年/33.3坪) | 94.8万/坪 (11.5年/68.1坪) | 36.7万/坪 (44.5年/36.3坪) |
勝山町駅 | 36.6万/坪 (29.2年/56.6坪) | 61.3万/坪 (31.4年/48.9坪) | 63.4万/坪 (29.1年/60.0坪) |
大街道駅 | 60.8万/坪 (36.7年/30.3坪) | 27.5万/坪 (50.8年/36.3坪) | 52.9万/坪 (38.4年/54.5坪) |
県庁前駅 | 107万/坪 (39.3年/57.5坪) | 114万/坪 (38.3年/57.5坪) | 179万/坪 (39.3年/59.0坪) |
市役所前駅 | - | - | - |
南堀端駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大街道駅 60.8 万/坪(昨年同期比 +120.6 %)
大街道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.8万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +120.6%( +33.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 50.8年から -27.8 %減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 36.3 坪から -16.7 %減)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 90.8 坪から +13.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 50.8 年 → 2020年 36.7 年、-27.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 4.0 分 → 2020年 4.5 分、+12.5 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
道後温泉駅 65.2 万/坪(昨年同期比 +14.9 %)
道後温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.2万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +14.9%( +8.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +21.4%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 28.9年から -28.5 %減)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 108.7 坪から -20.7 %減)。平均建物面積は 54.3 坪 (昨年 72.9 坪から -25.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.9 年 → 2020年 20.7 年、-28.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 26.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 22.1 分 → 2020年 37.7 分、+70.8 %と大きく増加)
警察署前駅 17.9 万/坪(昨年同期比 -81.1 %)
警察署前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -81.1%( -76.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 11.5年から +204.3 %増)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 68.1 坪から -51.1 %減)。平均建物面積は 111.9 坪 (昨年 114.2 坪から -2.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.5 分 → 2020年 2.0 分、-69.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.5 年 → 2020年 35.0 年、+204.3 %と大きく増加)
上一万駅 18.3 万/坪(昨年同期比 -76.2 %)
上一万駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -76.2%( -58.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.1年(昨年 11.8年から +266.7 %増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 58.1 坪から +25.0 %増)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 33.7 坪から +10.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 66.0 分 → 2020年 28.0 分、-57.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.8 年 → 2020年 43.1 年、+266.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示