【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR高徳線 (阿波大宮駅～徳島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -6.9％( -3.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 43 件(１年前(2019年)に比べて +22.9％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 19.5年から +33.1 ％増)。平均土地面積は 55.9 坪 (昨年 88.7 坪から -37.0 ％減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 52.9 坪から +11.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。阿波川端駅、勝瑞駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波川端駅で昨年に比べ +76.9 ％、坪単価は 72.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波川端駅、勝瑞駅)は +70.6 ％(坪単価 +27.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉成駅、板東駅)は -30.9 ％(坪単価 -10.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 19.5 年 → 2020年 26.0 年、+33.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 ％ → 2020年 22.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.1 ％ → 2020年 32.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿波川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +76.9％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった板東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -30.6％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR高徳線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 阿波大宮駅 | - | - | - |
| 板野駅 | 49.6万/坪 (33.4年/61.7坪) | 49.5万/坪 (23.8年/269坪) | - |
| 阿波川端駅 | 72.4万/坪 (0.8年/57.5坪) | 40.9万/坪 (7.8年/81.7坪) | 54.8万/坪 (7.8年/128坪) |
| 板東駅 | 15.9万/坪 (43.8年/99.8坪) | 76.0万/坪 (1.8年/51.4坪) | |
| 池谷駅 | - | 22.0万/坪 (21.8年/218坪) | - |
| 勝瑞駅 | 60.0万/坪 (12.0年/49.4坪) | 36.6万/坪 (21.5年/57.5坪) | 50.4万/坪 (19.4年/55.5坪) |
| 吉成駅 | 36.5万/坪 (21.4年/98.3坪) | 53.2万/坪 (13.0年/154坪) | 66.2万/坪 (18.3年/57.5坪) |
| 佐古駅 | 56.7万/坪 (23.9年/48.2坪) | 61.3万/坪 (18.3年/47.8坪) | 54.6万/坪 (27.9年/49.4坪) |
| 徳島駅 | 44.9万/坪 (33.2年/53.0坪) | 62.7万/坪 (20.1年/44.1坪) | 46.6万/坪 (35.3年/51.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波川端駅 72.4 万/坪(昨年同期比 +76.9 ％)
阿波川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +76.9％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 7.8年から -90.3 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 81.7 坪から -29.6 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 63.5 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 7.8 年 → 2020年 0.8 年、-90.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.0 分 → 2020年 17.0 分、-22.7 ％と大きく減少)
勝瑞駅 60.0 万/坪(昨年同期比 +64.2 ％)
勝瑞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +64.2％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 21.5年から -44.2 ％減)。平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 57.5 坪から -14.0 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 38.2 坪から +1.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 21.5 年 → 2020年 12.0 年、-44.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 37.5 ％)
吉成駅 36.5 万/坪(昨年同期比 -31.3 ％)
吉成駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -31.3％( -16.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 13.0年から +65.4 ％増)。平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 154.5 坪から -36.4 ％減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 88.5 坪から -51.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 38.0 分 → 2020年 28.3 分、-25.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.0 年 → 2020年 21.4 年、+65.4 ％と大きく増加)
板東駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -30.6 ％)
板東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -30.6％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.8年(昨年 43.8年から +6.9 ％増)。平均建物面積は 254.1 坪 (昨年 37.8 坪から +572.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 19.0 分 → 2020年 2.0 分、-89.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示