【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR高徳線 (阿波大宮駅～徳島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.9万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -11.0％( -5.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 36 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.0年(昨年 23.4年から +28.3 ％増)。平均土地面積は 110.8 坪 (昨年 76.7 坪から +44.5 ％増)。平均建物面積は 89.3 坪 (昨年 55.5 坪から +60.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。佐古駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは佐古駅で昨年に比べ +15.5 ％、坪単価は 33.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(佐古駅、徳島駅)は +8.7 ％(坪単価 +2.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(池谷駅、板野駅)は -84.9 ％(坪単価 -41.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.4 年 → 2020年 30.0 年、+28.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 27.9 分 → 2020年 32.1 分、+15.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.7 ％ → 2020年 45.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 24.1 ％ → 2020年 21.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった徳島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1.9％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった池谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.2％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 阿波大宮駅 | - | - | - |
| 板野駅 | 14.7万/坪 (44.3年/218坪) | 71.9万/坪 (-0.75年/88.5坪) | 10.6万/坪 (37.8年/159坪) |
| 阿波川端駅 | 22.0万/坪 (32.3年/81.7坪) | - | - |
| 板東駅 | 10.3万/坪 (46.3年/75.6坪) | 21.4万/坪 (18.8年/131坪) | - |
| 池谷駅 | 2.9万/坪 (0年/90.8坪) | 29.1万/坪 (16.3年/81.7坪) | - |
| 勝瑞駅 | 50.3万/坪 (26.6年/60.5坪) | 52.5万/坪 (14.4年/82.6坪) | 44.3万/坪 (15.7年/62.3坪) |
| 吉成駅 | 20.7万/坪 (34.8年/222坪) | 75.9万/坪 (42.3年/40.1坪) | 37.8万/坪 (22.3年/48.4坪) |
| 佐古駅 | 33.3万/坪 (32.0年/125坪) | 28.8万/坪 (32.7年/33.3坪) | 33.6万/坪 (37.3年/53.3坪) |
| 徳島駅 | 51.7万/坪 (28.3年/116坪) | 50.7万/坪 (32.6年/88.8坪) | 50.8万/坪 (32.8年/98.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
佐古駅 33.3 万/坪(昨年同期比 +15.5 ％)
佐古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +15.5％( +4.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 32.7年から -2.0 ％減)。平均土地面積は 125.2 坪 (昨年 33.3 坪から +276.1 ％増)。平均建物面積は 119.5 坪 (昨年 36.8 坪から +224.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
徳島駅 51.7 万/坪(昨年同期比 +1.9 ％)
徳島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1.9％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 32.6年から -13.2 ％減)。平均土地面積は 116.5 坪 (昨年 88.8 坪から +31.2 ％増)。平均建物面積は 110.4 坪 (昨年 66.7 坪から +65.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 32.6 年 → 2020年 28.3 年、-13.2 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 ％ → 2020年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 60.0 ％)
池谷駅 2.9 万/坪(昨年同期比 -90.2 ％)
池谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.2％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 81.7 坪から +11.1 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 37.8 坪から -40.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.5 分 → 2020年 28.0 分、+229.4 ％と大きく増加)
板野駅 14.7 万/坪(昨年同期比 -79.6 ％)
板野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -79.6％( -57.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.3年(昨年 -0.8年から -5998.9 ％減)。平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 88.5 坪から +146.2 ％増)。平均建物面積は 108.9 坪 (昨年 34.8 坪から +213.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 -0.8 年 → 2020年 44.3 年、-5998.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 17.5 分 → 2020年 45.0 分、+157.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示