【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR土讃線 (坪尻駅~大歩危駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -36.8%( -5.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +325.0%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.2年(昨年 61.8年から -26.8 %減)。平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 63.1 坪から +23.8 %増)。平均建物面積は 56.1 坪 (昨年 57.5 坪から -2.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。阿波池田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波池田駅で昨年に比べ +68.4 %、坪単価は 12.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(阿波池田駅)は +68.4 %(坪単価 +5.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(阿波川口駅)は -78.3 %(坪単価 -17.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 61.8 年 → 2020年 45.2 年、-26.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 42.8 分 → 2020年 27.3 分、-36.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 76.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 23.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿波池田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +68.4%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿波川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.3%( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR土讃線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
坪尻駅 | - | - | 0.5万/坪 (38.8年/112坪) |
箸蔵駅 | - | - | - |
佃駅 | 20.4万/坪 (49.4年/83.9坪) | - | 36.7万/坪 (27.2年/94.5坪) |
阿波池田駅 | 12.8万/坪 (45.9年/91.1坪) | 7.6万/坪 (66.0年/71.8坪) | 14.7万/坪 (27.3年/30.3坪) |
三縄駅 | 7.6万/坪 (35.3年/40.1坪) | - | 1.4万/坪 (39.3年/51.4坪) |
祖谷口駅 | 7.1万/坪 (48.3年/66.6坪) | - | 4.4万/坪 (23.5年/50.7坪) |
阿波川口駅 | 5.0万/坪 (53.4年/105坪) | 22.9万/坪 (57.5年/54.5坪) | - |
小歩危駅 | - | - | 33.1万/坪 (33.8年/46.9坪) |
大歩危駅 | 1.2万/坪 (40.0年/70.0坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波池田駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +68.4 %)
阿波池田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +68.4%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.9年(昨年 66.0年から -30.5 %減)。平均土地面積は 91.1 坪 (昨年 71.8 坪から +26.8 %増)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 46.1 坪から +50.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 66.0 年 → 2020年 45.9 年、-30.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.5 分 → 2020年 13.0 分、+23.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 25.0 %)
阿波川口駅 5.0 万/坪(昨年同期比 -78.3 %)
阿波川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.3%( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 53.4年(昨年 57.5年から -7.2 %減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 54.5 坪から +93.1 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 68.8 坪から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 75.0 分 → 2020年 2.0 分、-97.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示