【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR福塩線 (福山駅～塩町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.4万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +22.8％( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 70 件(１年前(2018年)に比べて +34.6％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 32.6年から -22.6 ％減)。平均土地面積は 84.0 坪 (昨年 94.0 坪から -10.6 ％減)。平均建物面積は 53.3 坪 (昨年 76.9 坪から -30.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。福山駅、万能倉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新市駅で昨年に比べ +895.1 ％、坪単価は 59.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(新市駅、吉舎駅)は +622.5 ％(坪単価 +35.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(神辺駅、道上駅)は -37.8 ％(坪単価 -22.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 32.6 年 → 2019年 25.2 年、-22.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 33.7 分 → 2019年 27.8 分、-17.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.6 ％ → 2019年 30.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 30.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.8 ％ → 2019年 5.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった湯田村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.2万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +269.5％( +61.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった備後三川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -18.6％( -2.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR福塩線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福山駅 | 52.9万/坪 (26.9年/74.2坪) | 42.7万/坪 (34.7年/89.3坪) | 57.1万/坪 (24.4年/69.8坪) |
| 備後本庄駅 | - | - | - |
| 横尾駅 | 52.8万/坪 (31.3年/52.2坪) | 44.1万/坪 (24.0年/82.4坪) | 72.9万/坪 (19.9年/74.9坪) |
| 神辺駅 | 32.0万/坪 (27.5年/67.8坪) | 62.8万/坪 (0年/46.9坪) | 32.7万/坪 (27.5年/236坪) |
| 湯田村駅 | 84.2万/坪 (12.8年/54.5坪) | 22.8万/坪 (35.0年/72.6坪) | 152万/坪 (0.5年/148坪) |
| 道上駅 | 36.5万/坪 (37.8年/76.0坪) | 49.6万/坪 (30.0年/154坪) | 33.0万/坪 (32.0年/77.1坪) |
| 万能倉駅 | 73.1万/坪 (7.8年/67.3坪) | 57.9万/坪 (27.5年/80.2坪) | - |
| 駅家駅 | 66.7万/坪 (7.3年/78.4坪) | 56.8万/坪 (9.0年/48.8坪) | 61.9万/坪 (9.3年/78.7坪) |
| 近田駅 | 62.6万/坪 (0.5年/49.9坪) | - | 13.8万/坪 (43.5年/63.5坪) |
| 戸手駅 | 18.3万/坪 (26.2年/153坪) | - | 31.6万/坪 (24.5年/69.6坪) |
| 上戸手駅 | - | - | 31.0万/坪 (46.5年/46.9坪) |
| 新市駅 | 59.5万/坪 (0.5年/59.0坪) | 6.0万/坪 (48.5年/71.6坪) | 3.5万/坪 (54.5年/424坪) |
| 高木駅 | - | - | 63.1万/坪 (14.5年/281坪) |
| 鵜飼駅 | - | 18.0万/坪 (50.5年/296坪) | 11.6万/坪 (29.5年/31.8坪) |
| 府中駅 | 21.3万/坪 (29.5年/272坪) | 6.0万/坪 (50.5年/66.6坪) | 47.2万/坪 (21.0年/50.9坪) |
| 下川辺駅 | - | - | 35.7万/坪 (2.5年/110坪) |
| 河佐駅 | - | - | - |
| 備後三川駅 | 9.2万/坪 (48.2年/190坪) | 11.2万/坪 (24.5年/303坪) | 10.9万/坪 (0年/112坪) |
| 備後矢野駅 | - | - | - |
| 上下駅 | - | - | 20.7万/坪 (23.5年/92.3坪) |
| 甲奴駅 | 11.6万/坪 (54.5年/112坪) | - | - |
| 梶田駅 | - | - | - |
| 備後安田駅 | - | - | - |
| 吉舎駅 | 22.0万/坪 (33.5年/69.6坪) | 4.9万/坪 (53.5年/130坪) | 5.5万/坪 (35.5年/200坪) |
| 三良坂駅 | - | - | - |
| 塩町駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新市駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +895.1 ％)
新市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +895.1％( +53.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 48.5年から -99.0 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 71.6 坪から -17.6 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 64.0 坪から -52.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 48.5 年 → 2019年 0.5 年、-99.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.0 分 → 2019年 23.0 分、+21.1 ％と大きく増加)
吉舎駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +350.0 ％)
吉舎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +350.0％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.5年(昨年 53.5年から -37.4 ％減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 130.1 坪から -46.5 ％減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 40.8 坪から -66.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 53.5 年 → 2019年 33.5 年、-37.4 ％と大きく減少)
神辺駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -49.1 ％)
神辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -49.1％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 67.8 坪 (昨年 46.9 坪から +44.5 ％増)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 30.3 坪から +37.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 12.2 分、+35.6 ％と大きく増加)
道上駅 36.5 万/坪(昨年同期比 -26.6 ％)
道上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -26.6％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 30.0年から +25.8 ％増)。平均土地面積は 76.0 坪 (昨年 154.3 坪から -50.7 ％減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 38.6 坪から -20.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 30.0 年 → 2019年 37.8 年、+25.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 22.5 分 → 2019年 26.5 分、+17.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示