【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR呉線 (三原駅～広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -19.5％( -14.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 163 件(１年前(2018年)に比べて -1.2％( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 24.5年から +6.9 ％増)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 62.0 坪から -1.1 ％減)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 66.5 坪から +9.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。竹原駅、新広駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吉浦駅で昨年に比べ +315.6 ％、坪単価は 62.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(吉浦駅、新広駅)は +194.1 ％(坪単価 +46.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安浦駅、仁方駅)は -88.4 ％(坪単価 -49.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.3 ％ → 2019年 26.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.1 ％ → 2019年 2.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 33.6 分 → 2019年 38.0 分、+12.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.0 ％ → 2019年 34.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.7 ％ → 2019年 28.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新広駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +72.7％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -96.0％( -34.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR呉線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三原駅 | 15.1万/坪 (46.2年/69.2坪) | 43.5万/坪 (27.5年/70.0坪) | 42.1万/坪 (28.8年/44.8坪) |
| 須波駅 | 14.5万/坪 (31.0年/154坪) | - | - |
| 安芸幸崎駅 | - | - | - |
| 忠海駅 | - | 26.4万/坪 (41.0年/138坪) | 9.0万/坪 (59.0年/38.6坪) |
| 安芸長浜駅 | - | - | 63.1万/坪 (50.0年/254坪) |
| 大乗駅 | - | - | - |
| 竹原駅 | 29.8万/坪 (21.7年/75.6坪) | 20.1万/坪 (28.0年/104坪) | 62.8万/坪 (1.0年/39.3坪) |
| 吉名駅 | - | 56.5万/坪 (47.4年/81.4坪) | - |
| 安芸津駅 | - | 53.1万/坪 (28.7年/93.8坪) | 49.9万/坪 (8.7年/61.0坪) |
| 風早駅 | - | - | - |
| 安浦駅 | 1.5万/坪 (0年/46.9坪) | 36.4万/坪 (24.0年/46.9坪) | 49.8万/坪 (17.2年/172坪) |
| 安登駅 | 48.7万/坪 (1.0年/48.4坪) | - | - |
| 安芸川尻駅 | 9.3万/坪 (0年/18.2坪) | - | - |
| 仁方駅 | 15.3万/坪 (42.8年/239坪) | 80.0万/坪 (0年/75.6坪) | 9.3万/坪 (38.0年/21.2坪) |
| 広駅 | 39.2万/坪 (27.0年/66.2坪) | 79.1万/坪 (9.5年/35.9坪) | 90.3万/坪 (8.3年/48.0坪) |
| 新広駅 | 106万/坪 (0年/30.3坪) | 61.3万/坪 (28.8年/48.7坪) | - |
| 安芸阿賀駅 | 75.1万/坪 (4.0年/78.7坪) | 68.5万/坪 (11.5年/38.6坪) | - |
| 呉駅 | 30.8万/坪 (30.4年/64.7坪) | 46.7万/坪 (28.7年/68.2坪) | 36.7万/坪 (32.9年/57.9坪) |
| 川原石駅 | 17.9万/坪 (43.0年/34.8坪) | 37.9万/坪 (34.0年/40.1坪) | - |
| 吉浦駅 | 62.4万/坪 (24.0年/59.0坪) | 15.0万/坪 (51.0年/130坪) | 8.6万/坪 (48.0年/51.4坪) |
| かるが浜駅 | - | - | - |
| 天応駅 | 17.1万/坪 (51.0年/209坪) | - | 15.4万/坪 (39.0年/31.8坪) |
| 呉ポートピア駅 | - | - | - |
| 小屋浦駅 | 12.1万/坪 (52.0年/103坪) | - | - |
| 水尻駅 | - | - | - |
| 坂駅 | 23.0万/坪 (29.0年/118坪) | 66.1万/坪 (21.0年/30.3坪) | 50.3万/坪 (12.0年/45.9坪) |
| 矢野駅 | 44.4万/坪 (38.0年/44.5坪) | 52.4万/坪 (15.0年/80.2坪) | 60.1万/坪 (3.4年/55.8坪) |
| 海田市駅 | 69.8万/坪 (14.3年/38.9坪) | 104万/坪 (6.2年/73.2坪) | 101万/坪 (11.0年/43.9坪) |
| 向洋駅 | 96.6万/坪 (15.2年/39.1坪) | 90.1万/坪 (21.2年/54.1坪) | 75.2万/坪 (25.0年/41.7坪) |
| 広島駅 | 83.1万/坪 (23.9年/52.9坪) | 92.8万/坪 (24.7年/52.1坪) | 84.7万/坪 (24.4年/60.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吉浦駅 62.4 万/坪(昨年同期比 +315.6 ％)
吉浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +315.6％( +47.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 51.0年から -52.9 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 130.1 坪から -54.7 ％減)。平均建物面積は 285.9 坪 (昨年 33.3 坪から +759.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 51.0 年 → 2019年 24.0 年、-52.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.0 分 → 2019年 6.7 分、-44.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
新広駅 105.8 万/坪(昨年同期比 +72.7 ％)
新広駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +72.7％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 28.8年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 48.7 坪から -37.9 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 43.0 坪から -47.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 28.8 年 → 2019年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 20.4 分 → 2019年 24.0 分、+17.6 ％と増加)
安浦駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -96.0 ％)
安浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -96.0％( -34.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 46.9 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 30.3 坪から -55.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 13.0 分 → 2019年 18.0 分、+38.5 ％と大きく増加)
仁方駅 15.3 万/坪(昨年同期比 -80.9 ％)
仁方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -80.9％( -64.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 239.5 坪 (昨年 75.6 坪から +216.7 ％増)。平均建物面積は 157.3 坪 (昨年 28.7 坪から +447.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 14.8 分、+391.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示