【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の井原鉄道 (御領駅～神辺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +31.2％( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 14.7年から -4.3 ％減)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 101.9 坪から -15.4 ％減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 72.0 坪から -39.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。御領駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神辺駅で昨年に比べ +136.6 ％、坪単価は 42.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(神辺駅)は +136.6 ％(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(湯野駅)は +5.0 ％(坪単価 +2.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 ％ → 2021年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.8 分 → 2021年 18.1 分、+41.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 20.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 ％ → 2021年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった湯野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +5.0％( +2.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御領駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +22.5％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 井原鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 御領駅 | 40.2万/坪 (16.3年/69.1坪) | 32.8万/坪 (20.4年/106坪) | - |
| 湯野駅 | 55.4万/坪 (6.8年/56.7坪) | 52.7万/坪 (3.3年/45.8坪) | 107万/坪 (2.0年/66.6坪) |
| 神辺駅 | 42.2万/坪 (21.7年/143坪) | 17.8万/坪 (23.5年/169坪) | 73.8万/坪 (0.3年/50.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神辺駅 42.2 万/坪(昨年同期比 +136.6 ％)
神辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +136.6％( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.7年(昨年 23.5年から -7.8 ％減)。平均土地面積は 142.7 坪 (昨年 168.9 坪から -15.5 ％減)。平均建物面積は 77.1 坪 (昨年 171.4 坪から -55.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.3 分 → 2021年 12.0 分、+28.6 ％と大きく増加)
湯野駅 55.4 万/坪(昨年同期比 +5.0 ％)
湯野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +5.0％( +2.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.8年(昨年 3.3年から +107.6 ％増)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 45.8 坪から +24.0 ％増)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 31.4 坪から +2.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 3.3 年 → 2021年 6.8 年、+107.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.8 分 → 2021年 12.2 分、+40.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示