【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR木次線 (宍道駅～八川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -66.0％( -39.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 38.3年から -18.0 ％減)。平均土地面積は 205.3 坪 (昨年 198.6 坪から +3.3 ％増)。平均建物面積は 68.8 坪 (昨年 56.2 坪から +22.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。宍道駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宍道駅で昨年に比べ +34.2 ％、坪単価は 46.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(宍道駅)は +34.2 ％(坪単価 +11.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(出雲三成駅)は -96.9 ％(坪単価 -173.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 38.3 年 → 2024年 31.5 年、-18.0 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 ％ → 2024年 12.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 35.4 分 → 2024年 50.4 分、+42.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 62.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.7 ％ → 2024年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宍道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +34.2％( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木次駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -45.2％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR木次線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宍道駅 | 46.3万/坪 (27.6年/248坪) | 34.5万/坪 (30.2年/134坪) | 54.7万/坪 (22.9年/118坪) |
| 加茂中駅 | - | - | - |
| 幡屋駅 | - | - | - |
| 出雲大東駅 | 21.9万/坪 (39.5年/182坪) | 22.7万/坪 (33.9年/258坪) | 33.7万/坪 (41.4年/52.9坪) |
| 南大東駅 | - | 11.4万/坪 (45.8年/157坪) | - |
| 木次駅 | 4.2万/坪 (0年/142坪) | 7.7万/坪 (43.6年/217坪) | 14.8万/坪 (36.7年/88.1坪) |
| 日登駅 | - | 4.3万/坪 (0年/303坪) | 8.4万/坪 (49.8年/112坪) |
| 下久野駅 | - | - | - |
| 出雲八代駅 | - | 4.7万/坪 (0年/185坪) | - |
| 出雲三成駅 | 5.6万/坪 (33.9年/199坪) | 179万/坪 (43.2年/177坪) | 7.4万/坪 (40.3年/160坪) |
| 亀嵩駅 | - | - | 8.7万/坪 (0年/133坪) |
| 出雲横田駅 | 6.1万/坪 (0年/127坪) | - | 2.8万/坪 (45.5年/103坪) |
| 八川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宍道駅 46.3 万/坪(昨年同期比 +34.2 ％)
宍道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +34.2％( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 30.2年から -8.4 ％減)。平均土地面積は 247.5 坪 (昨年 134.0 坪から +84.7 ％増)。平均建物面積は 114.2 坪 (昨年 62.3 坪から +83.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 23.5 分、+80.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
出雲三成駅 5.6 万/坪(昨年同期比 -96.9 ％)
出雲三成駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -96.9％( -173.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.9年(昨年 43.2年から -21.7 ％減)。平均土地面積は 198.9 坪 (昨年 176.7 坪から +12.5 ％増)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 41.3 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.2 年 → 2024年 33.9 年、-21.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 49.1 分 → 2024年 105.0 分、+113.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示