【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR木次線 (宍道駅～八川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.1％( +4.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて +73.3％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 43.7年から -21.2 ％減)。平均土地面積は 98.1 坪 (昨年 87.1 坪から +12.6 ％増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 46.5 坪から +15.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。宍道駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは出雲大東駅で昨年に比べ +451.2 ％、坪単価は 33.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(出雲大東駅)は +451.2 ％(坪単価 +27.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(木次駅)は -59.1 ％(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.7 年 → 2022年 34.4 年、-21.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 72.7 ％ → 2022年 57.9 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 ％ → 2022年 11.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.9 分 → 2022年 22.1 分、+23.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 15.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宍道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.7万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +39.0％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった出雲横田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -0.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR木次線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宍道駅 | 54.7万/坪 (22.9年/118坪) | 39.3万/坪 (34.4年/54.5坪) | 93.1万/坪 (8.9年/66.0坪) |
| 加茂中駅 | - | - | 8.6万/坪 (55.0年/139坪) |
| 幡屋駅 | - | - | - |
| 出雲大東駅 | 33.7万/坪 (41.4年/52.9坪) | 6.1万/坪 (48.0年/117坪) | 3.0万/坪 (55.8年/138坪) |
| 南大東駅 | - | - | - |
| 木次駅 | 14.8万/坪 (36.7年/88.1坪) | 36.3万/坪 (37.9年/76.4坪) | 23.0万/坪 (31.8年/103坪) |
| 日登駅 | 8.4万/坪 (49.8年/112坪) | - | - |
| 下久野駅 | - | - | - |
| 出雲八代駅 | - | - | - |
| 出雲三成駅 | 7.4万/坪 (40.3年/160坪) | 7.1万/坪 (40.8年/101坪) | - |
| 亀嵩駅 | 8.7万/坪 (0年/133坪) | - | 2.3万/坪 (0年/287坪) |
| 出雲横田駅 | 2.8万/坪 (45.5年/103坪) | 2.9万/坪 (70.3年/90.8坪) | - |
| 八川駅 | - | 6.5万/坪 (73.8年/175坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
出雲大東駅 33.7 万/坪(昨年同期比 +451.2 ％)
出雲大東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +451.2％( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 48.0年から -13.9 ％減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 117.2 坪から -54.8 ％減)。平均建物面積は 20.7 坪 (昨年 54.5 坪から -62.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 48.0 年 → 2022年 41.4 年、-13.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.5 分 → 2022年 12.7 分、-52.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
木次駅 14.8 万/坪(昨年同期比 -59.1 ％)
木次駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -59.1％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +500.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 37.9年から -3.2 ％減)。平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 76.4 坪から +15.3 ％増)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 14.4 坪から +213.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.0 分 → 2022年 36.9 分、+67.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示