【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR釜石線 (花巻駅～釜石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.2万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +65.3％( +17.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2019年)に比べて -13.3％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 29.7年から -32.6 ％減)。平均土地面積は 98.4 坪 (昨年 130.5 坪から -24.6 ％減)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 64.6 坪から -27.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。花巻駅、遠野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠野駅で昨年に比べ +90.3 ％、坪単価は 60.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠野駅)は +90.3 ％(坪単価 +28.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(土沢駅)は -69.3 ％(坪単価 -10.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 29.7 年 → 2020年 20.0 年、-32.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 ％ → 2020年 26.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 ％ → 2020年 21.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 24.8 分 → 2020年 35.9 分、+44.7 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.5万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +90.3％( +28.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった土沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -69.3％( -10.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR釜石線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 花巻駅 | 50.7万/坪 (16.2年/89.4坪) | 31.1万/坪 (27.7年/110坪) | 38.3万/坪 (22.4年/86.4坪) |
| 似内駅 | - | - | - |
| 新花巻駅 | - | - | - |
| 小山田駅 | - | - | - |
| 土沢駅 | 4.7万/坪 (37.5年/296坪) | 15.4万/坪 (32.5年/292坪) | 9.3万/坪 (0年/59.0坪) |
| 晴山駅 | - | - | - |
| 岩根橋駅 | - | - | - |
| 宮守駅 | - | 3.8万/坪 (0年/221坪) | - |
| 柏木平駅 | - | - | 12.4万/坪 (16.5年/454坪) |
| 鱒沢駅 | - | - | - |
| 岩手二日町駅 | - | - | - |
| 綾織駅 | 11.0万/坪 (42.5年/178坪) | - | - |
| 遠野駅 | 60.5万/坪 (24.9年/70.6坪) | 31.8万/坪 (31.0年/168坪) | 25.0万/坪 (34.5年/82.7坪) |
| 青笹駅 | - | 9.9万/坪 (33.5年/56.0坪) | - |
| 岩手上郷駅 | - | - | - |
| 平倉駅 | - | - | - |
| 上有住駅 | 8.3万/坪 (20.5年/99.8坪) | - | - |
| 陸中大橋駅 | - | - | 4.7万/坪 (0年/69.6坪) |
| 洞泉駅 | - | - | - |
| 松倉駅 | - | 12.4万/坪 (42.5年/99.8坪) | 24.5万/坪 (44.5年/99.8坪) |
| 小佐野駅 | - | 16.1万/坪 (35.5年/52.2坪) | 14.9万/坪 (41.5年/116坪) |
| 釜石駅 | 32.0万/坪 (25.5年/63.5坪) | - | 113万/坪 (3.5年/74.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠野駅 60.5 万/坪(昨年同期比 +90.3 ％)
遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.5万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +90.3％( +28.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 31.0年から -19.9 ％減)。平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 168.5 坪から -58.1 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 59.6 坪から -34.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 31.0 年 → 2020年 24.9 年、-19.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 20.8 分 → 2020年 16.7 分、-19.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
土沢駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -69.3 ％)
土沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -69.3％( -10.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 32.5年から +15.4 ％増)。平均土地面積は 296.5 坪 (昨年 291.9 坪から +1.6 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 50.7 坪から -16.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.0 分 → 2020年 19.0 分、-57.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 32.5 年 → 2020年 37.5 年、+15.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示