【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR花輪線 (好摩駅～兄畑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +34.0％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて -53.1％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 32.6年から +8.4 ％増)。平均土地面積は 183.2 坪 (昨年 155.4 坪から +17.9 ％増)。平均建物面積は 42.5 坪 (昨年 42.0 坪から +1.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。平館駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大更駅で昨年に比べ +130.2 ％、坪単価は 25.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(大更駅、松尾八幡平駅)は +118.1 ％(坪単価 +15.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安比高原駅、東大更駅)は -26.7 ％(坪単価 -10.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 66.7 分 → 2021年 57.7 分、-13.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 73.3 ％ → 2021年 23.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.3 ％ → 2021年 53.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安比高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -32.1％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +75.6％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR花輪線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 好摩駅 | - | 22.1万/坪 (29.4年/80.5坪) | 29.7万/坪 (25.8年/180坪) |
| 東大更駅 | 10.6万/坪 (49.8年/545坪) | - | |
| 大更駅 | 25.1万/坪 (35.2年/94.4坪) | 10.9万/坪 (38.9年/169坪) | 46.8万/坪 (0.8年/89.2坪) |
| 平館駅 | 9.4万/坪 (48.7年/165坪) | 5.4万/坪 (51.8年/81.7坪) | 7.0万/坪 (38.8年/174坪) |
| 北森駅 | 20.0万/坪 (17.5年/185坪) | 18.0万/坪 (25.0年/153坪) | 1.5万/坪 (40.8年/99.8坪) |
| 松尾八幡平駅 | 31.3万/坪 (29.2年/219坪) | 15.2万/坪 (30.7年/174坪) | 30.6万/坪 (26.9年/239坪) |
| 安比高原駅 | 36.7万/坪 (31.5年/194坪) | 23.1万/坪 (30.3年/399坪) | |
| 赤坂田駅 | - | - | - |
| 荒屋新町駅 | - | - | - |
| 田山駅 | - | - | 3.9万/坪 (43.0年/84.7坪) |
| 兄畑駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大更駅 25.1 万/坪(昨年同期比 +130.2 ％)
大更駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +130.2％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 38.9年から -9.6 ％減)。平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 169.0 坪から -44.1 ％減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 57.3 坪から -19.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.3 分 → 2021年 25.5 分、+66.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 60.0 ％)
松尾八幡平駅 31.3 万/坪(昨年同期比 +106.0 ％)
松尾八幡平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +106.0％( +16.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 30.7年から -5.1 ％減)。平均土地面積は 218.8 坪 (昨年 174.2 坪から +25.6 ％増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 37.9 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 73.3 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
安比高原駅 36.7 万/坪(昨年同期比 -32.1 ％)
安比高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -32.1％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 30.5年から +3.3 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
東大更駅 10.6 万/坪(昨年同期比 -21.3 ％)
東大更駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -21.3％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.8年(昨年 32.8年から +51.9 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 72.6 坪から -41.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 32.8 年 → 2021年 49.8 年、+51.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.0 分 → 2021年 30.0 分、+114.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示