【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR花輪線 (好摩駅～兄畑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -31.3％( -7.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(１年前(2019年)に比べて +14.3％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 28.6年から +14.0 ％増)。平均土地面積は 155.4 坪 (昨年 203.0 坪から -23.5 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 47.3 坪から -11.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(北森駅、安比高原駅)は +615.6 ％(坪単価 +23.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大更駅、松尾八幡平駅)は -63.5 ％(坪単価 -25.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.6 ％ → 2020年 12.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 ％ → 2020年 23.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 28.6 年 → 2020年 32.6 年、+14.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 60.3 分 → 2020年 66.7 分、+10.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.3 ％ → 2020年 73.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安比高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +134.1％( +31.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -23.0％( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR花輪線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 好摩駅 | 22.1万/坪 (29.4年/80.5坪) | 29.7万/坪 (25.8年/180坪) | 13.6万/坪 (37.4年/79.7坪) |
| 東大更駅 | - | - | |
| 大更駅 | 10.9万/坪 (38.9年/169坪) | 46.8万/坪 (0.8年/89.2坪) | 21.8万/坪 (37.0年/227坪) |
| 平館駅 | 5.4万/坪 (51.8年/81.7坪) | 7.0万/坪 (38.8年/174坪) | 6.4万/坪 (42.9年/178坪) |
| 北森駅 | 18.0万/坪 (25.0年/153坪) | 1.5万/坪 (40.8年/99.8坪) | - |
| 松尾八幡平駅 | 15.2万/坪 (30.7年/174坪) | 30.6万/坪 (26.9年/239坪) | 13.2万/坪 (26.6年/238坪) |
| 安比高原駅 | 23.1万/坪 (30.3年/399坪) | 27.0万/坪 (29.1年/346坪) | |
| 赤坂田駅 | - | - | - |
| 荒屋新町駅 | - | - | 6.0万/坪 (41.0年/72.6坪) |
| 田山駅 | - | 3.9万/坪 (43.0年/84.7坪) | - |
| 兄畑駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北森駅 18.0 万/坪(昨年同期比 +1097.2 ％)
北森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1097.2％( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 40.8年から -38.7 ％減)。平均土地面積は 152.8 坪 (昨年 99.8 坪から +53.0 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 33.3 坪から +15.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 40.8 年 → 2020年 25.0 年、-38.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.0 分 → 2020年 120.0 分、+700.0 ％と大きく増加)
安比高原駅 54.1 万/坪(昨年同期比 +134.1 ％)
安比高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +134.1％( +31.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 30.3年から +0.8 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 36.3 坪から -8.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
大更駅 10.9 万/坪(昨年同期比 -76.7 ％)
大更駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -76.7％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.9年(昨年 0.8年から +5063.7 ％増)。平均土地面積は 169.0 坪 (昨年 89.2 坪から +89.3 ％増)。平均建物面積は 57.3 坪 (昨年 26.5 坪から +116.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 23.5 分 → 2020年 15.3 分、-35.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.8 年 → 2020年 38.9 年、+5063.7 ％と大きく増加)
松尾八幡平駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -50.3 ％)
松尾八幡平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.3％( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 26.9年から +14.1 ％増)。平均土地面積は 174.2 坪 (昨年 239.0 坪から -27.1 ％減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 37.7 坪から +0.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 26.9 年 → 2020年 30.7 年、+14.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 73.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示