【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のJR田沢湖線 (盛岡駅～赤渕駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +7.6％( +3.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 162 件(１年前(2018年)に比べて -8.0％( -14件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 28.6年から -3.2 ％減)。平均土地面積は 81.8 坪 (昨年 89.6 坪から -8.7 ％減)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 53.9 坪から +3.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小岩井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小岩井駅で昨年に比べ +25.2 ％、坪単価は 22.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(小岩井駅)は +25.2 ％(坪単価 +4.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(春木場駅)は -18.4 ％(坪単価 -0.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.1 ％ → 2019年 27.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.6 ％ → 2019年 1.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 43.7 ％ → 2019年 44.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 ％ → 2019年 15.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.5万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +5.9％( +2.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 144 件(１年前(2018年)に比べて -7.1％( -11件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった春木場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -18.4％( -0.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR田沢湖線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 48.5万/坪 (28.0年/80.6坪) | 45.8万/坪 (28.9年/90.6坪) | 42.3万/坪 (31.6年/93.8坪) |
| 前潟駅 | - | - | - |
| 大釜駅 | 26.4万/坪 (26.6年/116坪) | 25.6万/坪 (24.8年/103坪) | 33.5万/坪 (21.0年/122坪) |
| 小岩井駅 | 22.9万/坪 (28.5年/71.7坪) | 18.3万/坪 (26.5年/69.1坪) | 18.4万/坪 (28.9年/94.4坪) |
| 雫石駅 | 30.1万/坪 (18.0年/95.7坪) | 25.6万/坪 (27.2年/83.6坪) | 45.5万/坪 (26.1年/111坪) |
| 春木場駅 | 2.4万/坪 (44.3年/42.4坪) | 2.9万/坪 (0年/33.3坪) | 15.9万/坪 (43.3年/296坪) |
| 赤渕駅 | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小岩井駅 22.9 万/坪(昨年同期比 +25.2 ％)
小岩井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +25.2％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 26.5年から +7.4 ％増)。平均土地面積は 71.7 坪 (昨年 69.1 坪から +3.8 ％増)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 22.9 坪から +55.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.7 分 → 2019年 25.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 20.0 ％)
春木場駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -18.4 ％)
春木場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -18.4％( -0.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 33.3 坪から +27.3 ％増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 48.4 坪から -56.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 60.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示