【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR山田線 (盛岡駅~宮古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -15.5%( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 50 件(1年前(2021年)に比べて +51.5%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 25.6年から +26.0 %増)。平均土地面積は 95.0 坪 (昨年 79.0 坪から +20.3 %増)。平均建物面積は 68.7 坪 (昨年 44.7 坪から +53.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。宮古駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは盛岡駅で昨年に比べ -14.8 %、坪単価は 49.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(宮古駅)は -4.7 %(坪単価 -1.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(盛岡駅)は -14.8 %(坪単価 -8.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.6 年 → 2022年 32.2 年、+26.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.0 % → 2022年 38.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.0 % → 2022年 13.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.8%( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.7%( -1.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR山田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
盛岡駅 | 49.1万/坪 (31.8年/85.9坪) | 57.6万/坪 (23.1年/80.0坪) | 60.9万/坪 (24.5年/97.8坪) |
上盛岡駅 | - | - | - |
山岸駅 | - | 34.2万/坪 (43.0年/68.1坪) | - |
上米内駅 | - | - | - |
松草駅 | - | - | - |
箱石駅 | - | - | - |
陸中川井駅 | - | - | - |
茂市駅 | 5.1万/坪 (38.0年/145坪) | - | - |
蟇目駅 | - | - | - |
花原市駅 | - | - | - |
千徳駅 | 38.6万/坪 (18.0年/59.0坪) | - | 109万/坪 (0年/106坪) |
宮古駅 | 25.7万/坪 (40.7年/227坪) | 26.9万/坪 (51.0年/69.6坪) | 10.3万/坪 (46.0年/133坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宮古駅 25.7 万/坪(昨年同期比 -4.7 %)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.7%( -1.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.7年(昨年 51.0年から -20.3 %減)。平均土地面積は 226.9 坪 (昨年 69.6 坪から +226.1 %増)。平均建物面積は 139.2 坪 (昨年 125.5 坪から +10.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 51.0 年 → 2022年 40.7 年、-20.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.5 分 → 2022年 31.7 分、+322.2 %と大きく増加)
盛岡駅 49.1 万/坪(昨年同期比 -14.8 %)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.8%( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 23.1年から +37.4 %増)。平均土地面積は 85.9 坪 (昨年 80.0 坪から +7.4 %増)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 38.9 坪から +66.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 23.1 年 → 2022年 31.8 年、+37.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 % → 2022年 38.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 % → 2022年 15.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示