
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR大船渡線 (一ノ関駅~新月駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.6%( -7.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて +23.1%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 27.1年から -2.6 %減)。平均土地面積は 86.5 坪 (昨年 111.9 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 36.7 坪から +17.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。一ノ関駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ -3.2 %、坪単価は 44.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(千厩駅)は +1.0 %(坪単価 +0.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(一ノ関駅)は -3.2 %(坪単価 -1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.5 % → 2019年 26.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 % → 2019年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 28.5 分 → 2019年 37.8 分、+32.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.2%( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて -8.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.0%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR大船渡線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
一ノ関駅 | 44.2万/坪 (21.6年/61.9坪) | 45.7万/坪 (25.8年/116坪) | 36.2万/坪 (21.8年/126坪) |
真滝駅 | - | - | - |
陸中門崎駅 | - | - | 53.5万/坪 (0.8年/106坪) |
岩ノ下駅 | - | - | - |
陸中松川駅 | - | - | - |
猊鼻渓駅 | - | - | - |
柴宿駅 | - | - | 10.8万/坪 (45.8年/63.5坪) |
摺沢駅 | 9.7万/坪 (36.8年/106坪) | - | 15.7万/坪 (16.8年/224坪) |
千厩駅 | 8.3万/坪 (35.3年/132坪) | 8.2万/坪 (40.8年/66.6坪) | - |
小梨駅 | - | - | - |
矢越駅 | - | - | - |
折壁駅 | - | - | |
新月駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千厩駅 8.3 万/坪(昨年同期比 +1.0 %)
千厩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.0%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 40.8年から -13.5 %減)。平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 66.6 坪から +97.7 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 31.8 坪から +33.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 40.8 年 → 2019年 35.3 年、-13.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 30.0 分 → 2019年 69.0 分、+130.0 %と大きく増加)
一ノ関駅 44.2 万/坪(昨年同期比 -3.2 %)
一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.2%( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて -8.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 25.8年から -16.2 %減)。平均土地面積は 61.9 坪 (昨年 116.1 坪から -46.7 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 37.2 坪から -5.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 25.8 年 → 2019年 21.6 年、-16.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 30.0 % → 2019年 45.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 18.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 28.3 分 → 2019年 31.9 分、+12.6 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 27.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示