【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の三陸鉄道リアス線 (盛駅~久慈駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +71.8%( +18.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて -10.5%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 37.3年から -52.6 %減)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 123.2 坪から -33.5 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 42.7 坪から -16.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(大槌駅、鵜住居駅)は +992.4 %(坪単価 +67.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(盛駅、久慈駅)は -36.9 %(坪単価 -23.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.3 年 → 2023年 17.7 年、-52.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 % → 2023年 42.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.5 % → 2023年 17.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.5 分 → 2023年 26.2 分、+21.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +291.7%( +107.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸中山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +331.2%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
三陸鉄道リアス線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
盛駅 | 45.5万/坪 (12.3年/43.9坪) | 82.6万/坪 (8.3年/75.6坪) | 26.4万/坪 (38.9年/44.9坪) |
陸前赤崎駅 | - | - | - |
綾里駅 | - | - | - |
三陸駅 | 5.8万/坪 (54.3年/118坪) | - | - |
吉浜駅 | - | - | - |
唐丹駅 | - | - | 13.2万/坪 (26.3年/303坪) |
平田駅 | - | - | - |
釜石駅 | 15.0万/坪 (0年/51.4坪) | 4.4万/坪 (45.3年/21.2坪) | 44.1万/坪 (21.3年/63.5坪) |
両石駅 | - | - | - |
鵜住居駅 | 66.3万/坪 (0.25年/69.6坪) | 7.7万/坪 (48.3年/124坪) | - |
大槌駅 | 82.2万/坪 (0.25年/58.2坪) | 6.2万/坪 (48.3年/69.6坪) | 57.9万/坪 (6.3年/51.4坪) |
吉里吉里駅 | - | 16.3万/坪 (41.3年/99.8坪) | - |
岩手船越駅 | - | 2.2万/坪 (50.3年/118坪) | 15.8万/坪 (23.3年/180坪) |
織笠駅 | 61.0万/坪 (7.3年/49.9坪) | - | - |
陸中山田駅 | 14.9万/坪 (28.3年/103坪) | 3.4万/坪 (37.3年/39.3坪) | - |
豊間根駅 | - | 7.7万/坪 (52.3年/514坪) | 4.3万/坪 (75.3年/272坪) |
払川駅 | - | - | - |
津軽石駅 | - | - | - |
八木沢・宮古短大駅 | - | 42.5万/坪 (47.3年/93.8坪) | 28.6万/坪 (26.3年/63.5坪) |
磯鶏駅 | - | - | - |
宮古駅 | 145万/坪 (0.25年/65.0坪) | 37.0万/坪 (28.8年/119坪) | 63.3万/坪 (28.9年/46.9坪) |
山口団地駅 | - | - | - |
一の渡駅 | - | - | - |
佐羽根駅 | - | - | - |
田老駅 | - | - | - |
摂待駅 | - | - | - |
岩泉小本駅 | - | - | - |
島越駅 | - | - | - |
田野畑駅 | - | - | - |
普代駅 | - | - | - |
白井海岸駅 | - | - | 7.1万/坪 (20.3年/175坪) |
堀内駅 | - | - | - |
野田玉川駅 | - | - | - |
陸中野田駅 | - | - | 4.6万/坪 (41.3年/142坪) |
陸中宇部駅 | - | - | 10.6万/坪 (31.3年/34.8坪) |
久慈駅 | 24.7万/坪 (28.9年/118坪) | 34.7万/坪 (31.0年/118坪) | 34.2万/坪 (33.5年/164坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大槌駅 82.2 万/坪(昨年同期比 +1225.7 %)
大槌駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.2万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1225.7%( +76.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 48.3年から -99.5 %減)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 69.6 坪から -16.3 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 24.2 坪から +28.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 48.3 年 → 2023年 0.3 年、-99.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 24.0 分 → 2023年 14.0 分、-41.7 %と大きく減少)
鵜住居駅 66.3 万/坪(昨年同期比 +759.1 %)
鵜住居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +759.1%( +58.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 48.3年から -99.5 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 124.0 坪から -43.9 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 36.3 坪から -12.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 48.3 年 → 2023年 0.3 年、-99.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.0 分 → 2023年 9.5 分、-20.8 %と大きく減少)
盛駅 45.5 万/坪(昨年同期比 -45.0 %)
盛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -45.0%( -37.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.3年(昨年 8.3年から +48.5 %増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 75.6 坪から -42.0 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 18.2 坪から +33.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 8.3 年 → 2023年 12.3 年、+48.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 24.0 分 → 2023年 30.0 分、+25.0 %と大きく増加)
久慈駅 24.7 万/坪(昨年同期比 -28.8 %)
久慈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -28.8%( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 31.0年から -6.9 %減)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 118.4 坪から -0.4 %減)。平均建物面積は 39.9 坪 (昨年 40.5 坪から -1.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.1 分 → 2023年 44.8 分、+93.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示