【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR赤穂線 (寒河駅～東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.9万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +71.1％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2019年)に比べて +42.3％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 32.2年から -31.2 ％減)。平均土地面積は 57.8 坪 (昨年 85.3 坪から -32.3 ％減)。平均建物面積は 30.2 坪 (昨年 32.5 坪から -7.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。長船駅、西大寺駅、大多羅駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは邑久駅で昨年に比べ +194.2 ％、坪単価は 60.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(邑久駅、東岡山駅)は +160.0 ％(坪単価 +35.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西片上駅、西大寺駅)は +5.4 ％(坪単価 +4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 32.2 年 → 2020年 22.2 年、-31.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.1 ％ → 2020年 27.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 ％ → 2020年 24.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大多羅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.2万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +93.1％( +32.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西片上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -13.5％( -2.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR赤穂線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 寒河駅 | - | 30.5万/坪 (12.5年/72.6坪) | 24.8万/坪 (53.0年/72.6坪) |
| 日生駅 | 17.2万/坪 (29.2年/101坪) | - | 19.6万/坪 (41.0年/77.1坪) |
| 伊里駅 | - | 12.7万/坪 (45.2年/87.7坪) | - |
| 備前片上駅 | - | - | - |
| 西片上駅 | 13.2万/坪 (45.5年/130坪) | 15.3万/坪 (0年/78.7坪) | - |
| 伊部駅 | - | - | 22.6万/坪 (50.5年/81.7坪) |
| 香登駅 | - | - | 57.5万/坪 (41.5年/363坪) |
| 長船駅 | 48.5万/坪 (13.5年/50.9坪) | 33.4万/坪 (21.2年/118坪) | 37.9万/坪 (31.5年/160坪) |
| 邑久駅 | 60.2万/坪 (21.0年/63.7坪) | 20.5万/坪 (41.0年/71.1坪) | 28.3万/坪 (34.5年/102坪) |
| 大富駅 | 62.6万/坪 (0.5年/50.9坪) | - | - |
| 西大寺駅 | 58.1万/坪 (19.7年/44.0坪) | 46.8万/坪 (20.7年/73.0坪) | 58.5万/坪 (26.5年/74.1坪) |
| 大多羅駅 | 67.2万/坪 (34.2年/53.9坪) | 34.8万/坪 (47.9年/74.1坪) | 62.1万/坪 (22.0年/59.7坪) |
| 東岡山駅 | 57.5万/坪 (25.0年/51.4坪) | 25.5万/坪 (31.0年/86.2坪) | 62.8万/坪 (24.4年/61.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
邑久駅 60.2 万/坪(昨年同期比 +194.2 ％)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.2万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +194.2％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 41.0年から -48.8 ％減)。平均土地面積は 63.7 坪 (昨年 71.1 坪から -10.3 ％減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 26.5 坪から +30.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 41.0 年 → 2020年 21.0 年、-48.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 49.5 分 → 2020年 38.1 分、-22.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
東岡山駅 57.5 万/坪(昨年同期比 +125.7 ％)
東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.5万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +125.7％( +32.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 31.0年から -19.3 ％減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 86.2 坪から -40.4 ％減)。平均建物面積は 29.0 坪 (昨年 34.0 坪から -14.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 31.0 年 → 2020年 25.0 年、-19.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 24.5 分 → 2020年 20.5 分、-16.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 16.7 ％)
西片上駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -13.5 ％)
西片上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -13.5％( -2.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 78.7 坪から +65.4 ％増)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 24.2 坪から -37.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 120.0 分、+1900.0 ％と大きく増加)
西大寺駅 58.1 万/坪(昨年同期比 +24.3 ％)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +24.3％( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +57.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 20.7年から -4.5 ％減)。平均土地面積は 44.0 坪 (昨年 73.0 坪から -39.8 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 34.5 坪から -10.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 21.9 分 → 2020年 17.6 分、-19.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示