【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR赤穂線 (寒河駅～東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -6.4％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 35 件(１年前(2018年)に比べて +20.7％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 23.1年から +23.1 ％増)。平均土地面積は 114.1 坪 (昨年 85.3 坪から +33.7 ％増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 38.7 坪から +10.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。長船駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長船駅で昨年に比べ +22.9 ％、坪単価は 32.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(長船駅、邑久駅)は +9.2 ％(坪単価 +2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大富駅、西大寺駅)は -40.3 ％(坪単価 -25.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 23.1 年 → 2019年 28.4 年、+23.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 20.8 分 → 2019年 32.8 分、+57.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.2 ％ → 2019年 40.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 31.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -16.7％( -11.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -20.2％( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR赤穂線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 寒河駅 | - | - | - |
| 日生駅 | 6.2万/坪 (39.8年/47.4坪) | 7.8万/坪 (36.6年/47.5坪) | 9.3万/坪 (27.8年/32.5坪) |
| 伊里駅 | - | 7.8万/坪 (0年/60.5坪) | - |
| 備前片上駅 | 11.0万/坪 (54.8年/188坪) | - | - |
| 西片上駅 | - | 14.5万/坪 (47.8年/166坪) | - |
| 伊部駅 | - | 114万/坪 (-0.25年/66.6坪) | - |
| 香登駅 | 16.6万/坪 (25.8年/185坪) | - | 20.2万/坪 (14.8年/106坪) |
| 長船駅 | 32.8万/坪 (25.8年/96.5坪) | 26.7万/坪 (19.8年/74.9坪) | 37.6万/坪 (16.0年/62.4坪) |
| 邑久駅 | 34.6万/坪 (30.8年/89.5坪) | 36.2万/坪 (29.3年/165坪) | 43.4万/坪 (21.8年/71.4坪) |
| 大富駅 | 27.5万/坪 (31.8年/78.7坪) | 60.6万/坪 (0.8年/46.9坪) | 24.0万/坪 (25.8年/45.4坪) |
| 西大寺駅 | 50.2万/坪 (20.6年/86.9坪) | 67.9万/坪 (0.8年/42.4坪) | 53.0万/坪 (13.1年/187坪) |
| 大多羅駅 | 43.9万/坪 (30.8年/126坪) | 56.8万/坪 (22.8年/65.8坪) | 58.3万/坪 (32.0年/69.2坪) |
| 東岡山駅 | 57.0万/坪 (20.5年/198坪) | 68.4万/坪 (13.1年/114坪) | 56.9万/坪 (10.4年/68.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長船駅 32.8 万/坪(昨年同期比 +22.9 ％)
長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +22.9％( +6.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 19.8年から +30.4 ％増)。平均土地面積は 96.5 坪 (昨年 74.9 坪から +28.9 ％増)。平均建物面積は 56.2 坪 (昨年 24.6 坪から +128.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 19.8 年 → 2019年 25.8 年、+30.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.5 分 → 2019年 32.7 分、+51.9 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
邑久駅 34.6 万/坪(昨年同期比 -4.4 ％)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -4.4％( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 29.3年から +5.1 ％増)。平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 164.9 坪から -45.7 ％減)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 66.0 坪から -35.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.7 分 → 2019年 71.8 分、+466.8 ％と大きく増加)
大富駅 27.5 万/坪(昨年同期比 -54.5 ％)
大富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -54.5％( -33.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.8年(昨年 0.8年から +4117.1 ％増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 46.9 坪から +67.7 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 18.2 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 15.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.8 年 → 2019年 31.8 年、+4117.1 ％と大きく増加)
西大寺駅 50.2 万/坪(昨年同期比 -26.1 ％)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -26.1％( -17.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 0.8年から +2629.7 ％増)。平均土地面積は 86.9 坪 (昨年 42.4 坪から +105.1 ％増)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 31.8 坪から -4.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.8 年 → 2019年 20.6 年、+2629.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 17.0 分 → 2019年 24.0 分、+41.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示