【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR津山線 (岡山駅～津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.9万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +13.0％( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 85 件(１年前(2018年)に比べて -8.6％( -8件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 28.2年から -15.3 ％減)。平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 78.4 坪から +4.9 ％増)。平均建物面積は 61.0 坪 (昨年 57.8 坪から +5.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。岡山駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは建部駅で昨年に比べ +971.4 ％、坪単価は 7.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(建部駅)は +971.4 ％(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津山駅)は -8.0 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 28.2 年 → 2019年 23.9 年、-15.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.8 ％ → 2019年 31.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 28.9 ％ → 2019年 23.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 37.5 分 → 2019年 52.7 分、+40.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.5 ％ → 2019年 9.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.8万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +9.3％( +6.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2018年)に比べて +8.6％( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった建部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +971.4％( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR津山線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡山駅 | 69.8万/坪 (20.4年/71.6坪) | 63.9万/坪 (27.5年/68.0坪) | 62.1万/坪 (26.1年/82.1坪) |
| 法界院駅 | 50.6万/坪 (31.1年/47.9坪) | 54.8万/坪 (31.0年/49.9坪) | 47.3万/坪 (30.1年/113坪) |
| 備前原駅 | - | - | - |
| 玉柏駅 | - | 19.3万/坪 (39.1年/203坪) | 30.5万/坪 (40.8年/169坪) |
| 牧山駅 | - | - | - |
| 野々口駅 | - | - | - |
| 金川駅 | - | 11.4万/坪 (36.8年/113坪) | 23.8万/坪 (36.8年/169坪) |
| 建部駅 | 7.1万/坪 (49.8年/115坪) | 0.7万/坪 (59.8年/333坪) | - |
| 福渡駅 | - | - | - |
| 神目駅 | - | - | 6.4万/坪 (44.3年/146坪) |
| 弓削駅 | - | - | 1.8万/坪 (52.8年/142坪) |
| 誕生寺駅 | - | - | 5.5万/坪 (35.8年/48.4坪) |
| 小原駅 | - | 13.2万/坪 (23.8年/109坪) | - |
| 亀甲駅 | 11.1万/坪 (28.4年/96.3坪) | - | - |
| 佐良山駅 | 7.1万/坪 (35.8年/363坪) | - | - |
| 津山口駅 | 12.4万/坪 (48.8年/39.3坪) | - | 18.7万/坪 (40.3年/111坪) |
| 津山駅 | 35.8万/坪 (33.0年/120坪) | 38.9万/坪 (23.1年/71.4坪) | 36.6万/坪 (31.5年/79.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
建部駅 7.1 万/坪(昨年同期比 +971.4 ％)
建部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +971.4％( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.8年(昨年 59.8年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 332.8 坪から -65.5 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 75.6 坪から -16.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 59.8 年 → 2019年 49.8 年、-16.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 8.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
津山駅 35.8 万/坪(昨年同期比 -8.0 ％)
津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -8.0％( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 23.1年から +42.7 ％増)。平均土地面積は 119.7 坪 (昨年 71.4 坪から +67.6 ％増)。平均建物面積は 73.2 坪 (昨年 43.0 坪から +70.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 23.1 年 → 2019年 33.0 年、+42.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 36.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 9.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示