【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR姫新線 (美作土居駅～新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -29.1％( -11.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 50 件(１年前(2021年)に比べて +28.2％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 26.9年から +15.0 ％増)。平均土地面積は 105.7 坪 (昨年 89.3 坪から +18.4 ％増)。平均建物面積は 54.8 坪 (昨年 42.7 坪から +28.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。林野駅、勝間田駅、中国勝山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勝間田駅で昨年に比べ +85.2 ％、坪単価は 24.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(勝間田駅、中国勝山駅)は +74.7 ％(坪単価 +8.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(美作落合駅、院庄駅)は -85.6 ％(坪単価 -51.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.9 ％ → 2022年 28.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 26.9 年 → 2022年 30.9 年、+15.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 37.8 分 → 2022年 46.6 分、+23.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.1 ％ → 2022年 51.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.1 ％ → 2022年 5.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +12.7％( +4.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -90.0％( -67.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR姫新線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作土居駅 | - | - | - |
| 美作江見駅 | - | - | - |
| 楢原駅 | - | - | - |
| 林野駅 | 20.4万/坪 (25.5年/137坪) | 15.9万/坪 (26.5年/135坪) | 8.4万/坪 (35.9年/119坪) |
| 勝間田駅 | 24.5万/坪 (34.0年/132坪) | 13.2万/坪 (51.5年/51.4坪) | - |
| 西勝間田駅 | - | - | - |
| 美作大崎駅 | 17.2万/坪 (41.5年/151坪) | - | - |
| 東津山駅 | 43.7万/坪 (13.0年/58.5坪) | 38.8万/坪 (28.5年/95.8坪) | - |
| 津山駅 | 38.3万/坪 (32.1年/104坪) | 52.6万/坪 (21.2年/52.3坪) | 55.0万/坪 (24.2年/104坪) |
| 院庄駅 | 8.4万/坪 (23.5年/74.9坪) | 44.6万/坪 (16.1年/83.2坪) | 47.5万/坪 (7.0年/71.6坪) |
| 美作千代駅 | - | - | - |
| 坪井駅 | - | - | - |
| 美作追分駅 | 9.0万/坪 (23.0年/174坪) | - | - |
| 美作落合駅 | 7.4万/坪 (0年/139坪) | 74.6万/坪 (4.5年/454坪) | 8.8万/坪 (36.2年/127坪) |
| 古見駅 | 21.7万/坪 (32.5年/75.6坪) | - | - |
| 久世駅 | 12.6万/坪 (53.0年/42.4坪) | 12.6万/坪 (54.5年/43.4坪) | 14.8万/坪 (45.5年/269坪) |
| 中国勝山駅 | 16.1万/坪 (23.5年/92.5坪) | 9.8万/坪 (27.5年/151坪) | 19.4万/坪 (28.3年/93.4坪) |
| 月田駅 | - | - | - |
| 富原駅 | - | - | - |
| 刑部駅 | - | - | - |
| 丹治部駅 | - | - | - |
| 岩山駅 | - | - | |
| 新見駅 | 20.9万/坪 (40.5年/118坪) | 19.5万/坪 (54.0年/62.5坪) | 49.7万/坪 (20.0年/176坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勝間田駅 24.5 万/坪(昨年同期比 +85.2 ％)
勝間田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.5万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +85.2％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 51.5年から -34.0 ％減)。平均土地面積は 132.0 坪 (昨年 51.4 坪から +156.6 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 16.6 坪から +254.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 51.5 年 → 2022年 34.0 年、-34.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 36.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
中国勝山駅 16.1 万/坪(昨年同期比 +64.1 ％)
中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +64.1％( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 27.5年から -14.5 ％減)。平均土地面積は 92.5 坪 (昨年 150.9 坪から -38.7 ％減)。平均建物面積は 22.4 坪 (昨年 53.4 坪から -58.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 27.5 年 → 2022年 23.5 年、-14.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 80.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 91.0 分 → 2022年 120.0 分、+31.9 ％と大きく増加)
美作落合駅 7.4 万/坪(昨年同期比 -90.0 ％)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -90.0％( -67.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 453.8 坪から -69.3 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 130.1 坪から -81.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 26.0 分 → 2022年 120.0 分、+361.5 ％と大きく増加)
院庄駅 8.4 万/坪(昨年同期比 -81.3 ％)
院庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -81.3％( -36.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 16.1年から +46.0 ％増)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 83.2 坪から -10.0 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 43.1 坪から +26.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.1 年 → 2022年 23.5 年、+46.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 32.8 分 → 2022年 120.0 分、+265.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示